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【記事】スタートアップに入る前に知っておきたいストックオプションの期待値の話

みなさんこんにちは、弁護士の岩崎です。

(自己紹介)
いわゆる「四大」の一つである「森・濱田松本法律事務所」から「かなめ総合法律事務所」という事務所に移籍し、現在は主にスタートアップの支援をしています。
弁護士業のほかに、Lawyer's INFO やLL.M. INFOなどのウェブサイトも運営しています。
noteマガジンでは、弁護士のキャリアや契約書、オススメの法律書などについて、平日はほぼ毎日ラジオを休日はテキスト記事を配信しています。

今回は、スタートアップの世界ではとてもとても大事なストックオプションの話です。

以前弁護士ラジオでも同様のテーマを扱っているので、音声の方が良いという方はこちらからお聞きください。

最近は、弁護士界でもスタートアップに興味がある人がすごく増えてきていて、実際、転職相談や就職相談でも「スタートアップに行きたいです」という相談をよく受けます。
中には、
「スタートップに入ったらストックオプションが貰えて、上場したら大金が手に入る!」
という感じのサクセスストーリーを思い描いている人も結構いるようです。
そういう事例があるのは本当だし、夢があって良いんですが、一方で、ストックオプションの期待値がちょっと誤解されている気もするので、今日は、具体的な数字も踏まえながら、ストックオプションの期待値の話をしていきたいと思います。

結論

結論から言ってしまうと、法務パーソンがストックオプションで大金を得るのはかなり難しいので、そこに期待するより、スタートアップに入ることで得られる経験やスキル、人脈なんかを目的としてジョインした方が、入る方も受け入れる企業もお互いにとってハッピーだと思います。

「ストックオプションをもらって一攫千金」みたいな夢を叶えるには、大きく分けて3つのハードルがあるので、有料部分では、それぞれのハードルについて検討していきたいと思います。

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