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谷口桂子
2020年2月28日 16:25
こんにちは。いきなり今日の一句です。またといふ言葉頼みて夏果てぬ自選三句などのアンケートがあったときには必ず入れる句です。今回の俳句展にも展示しています。この句については、いろんな方が、いろんなことを書いてくださいました。週刊新潮に嵐山光三郎さんが俵万智さんと連載しているコラムにも取り上げていただき、展示会場にも添えてあります。神保町のギャラリー&カフェバー「クラインブルー」の展示は3
2020年2月27日 11:51
こんにちは、イベントの中止が相次いでいますね。クラインブルー展も、行く予定だったという人たちからキャンセルが出ています。そうかと思うと、当然中止と思っていたイベントが、開催しますといわれて慌てたり・・。わかりませんね。さて、今日の一句煙草消す男に帰心小夜時雨煙草を吸う人は少なくなりましたが、この情景、心情は読み取れるのではないでしょうか。指先でワイシャツの袖口をそっとずらして時計を見る
2020年2月26日 18:45
こんばんは、ニュースから目が離せない毎日になりましたね。昨日、お昼に入った飲食店では、お客さんの数にさほど変化はないと聞きましたが、夜行ったお店ではさすがに出入りもまばらでした。さて、今日の一句短夜に触れられぬままの紅おとすこの句もわりと取り上げられた句ではないかと思います。小説などでそういう場面はあっても、俳句としてまだ詠まれていない題材だと、どこかで書いていただきました。3月
2020年2月25日 13:13
こんにちは、連休も終わり、今週で2月も終わりですね。そういえば、くちびるにくちびる残り二月尽というわたしの句がありました。若い頃の句で、字余りに気づかず「くちびる残りて」として朝日俳壇に投稿しました。それでも金子兜太先生がとってくださいました。朝日俳壇初投稿は、すでにアップした、「私の物語」巻頭の、「春の雨どちらともなく時計はづす」で、加藤楸邨選。朝日俳壇は簡単なのかと思ったら、そうでも
2020年2月24日 12:58
こんにちは、投稿14日目となりました。また、元のタイトルに戻してみました。いかがでしょうか?さて、今日の一句靴を履く背中見ている寒さかな女優・左時枝さんとの句画帖「私の物語」の中で、いちばん好きという声が多かった句です。今開催中の俳句の展示の案内状にも印刷されています。案内状を受け取った方から、「切ない御句」という感想もいただきました。読む人によって、いろんな情景が想像できるのでしょ
2020年2月23日 11:37
こんにちは、谷口桂子です。昨日に続いて、「私の物語」より今日の一句をタイトルに入れてみました。あまり変わり映えはしないでしょうか? 操作を間違えて、自分の投稿に「スキ」してしまいました。すみません。今日は天皇誕生日、私の誕生日でもあります。朝、目覚めて思ったのは、死ということ。昨年の父の死がこたえているのが、漠然とあったものが我がこととして考えるようになりました。生きてゆくということは一刻
2020年2月22日 18:07
こんばんは、谷口桂子です。「私の物語」より、今日の一句、タイトルに入れてみました。どうでしょう? いまだに、私の投稿が読まれているのかどうかわかりません。俳句の展示、前半の二週間が終了しました。先日、来ていただいた方から、白いいちごをいただきました。私は口にするのは初めて。味わうというより、鑑賞用のような美しさ。以前、ギフト用に青いバラを探したことがありました。ある花屋さんで見つけましたが
2020年2月21日 13:59
こんにちは、谷口桂子です。note連続投稿11日目です。今日は、私が俳句を始めたきっかけを書いてみようと思います。20代前半、私は大学に6年在学していたのでまだ学生で、新聞社でバイトをしていました。将来の方針も決まらず、私生活でも悶々としていたとき、津村節子さんの「銀座・老舗の女」という本に出会いました。その中の、卯波 鈴木真砂女さん、の項に目が止まりました。自身の恋愛が原因で、50歳で
2020年2月20日 18:30
こんばんは、谷口桂子です。note投稿10日目です。よく続いていると、noteさんはほめてくれるのではないかと思います・笑いさて、タイトルにもなっている「私の物語」ですが、これは本としても出版されています。私の俳句と、女優・左時枝さんの油絵で、2010年知玄舎刊。帯の推薦文は、左さんが映画監督の大林宣彦さん、私の俳句はさわやか福祉財団会長で弁護士の堀田力先生。そもそもこの本ができたのは、堀田
2020年2月19日 18:40
こんばんは、今日は二十四節気の雨水ですね。立春から、早いもので半月経ちました。9日連続の投稿はほめていただけるのですが←noteさんより、反応については、いまだに心細い限りです。さて、今日の一句西日中パンの軽さをひとり抱く詩人の高田敏子さんの「日々」という詩に、次のような一節があります。みんな時の向こうに流れ去ったのだパン一斤の軽さをかかえて夕日の赤さに見とれているこれを
2020年2月18日 08:01
おはようございます。note投稿8日目になりました。先週末の夜、俳句を展示中の「クラインブルー」に行ったところ、お年頃?の男女の集いだったので、老後の話になりました。その話に、私は、ちょっと、取り残されたようになり・・とりわけ今年になって、突然この世を去られた方がいたり、急な病に倒れられた方がいたり・・。明日のこと、いや、一寸先のことだってわからない。いつか、とか、そのうち・・なんて、な
2020年2月17日 17:25
こんにちは、noteの投稿を始めて1週間がたちました。いまだに、果たして、読んでくださっている方がいるのか、手探りの状態。バッチを獲得しました・・というお知らせがあるのですが、それをもらうとどうなるのか。それと、よくわからないままマガジンの設定?をしたのですが、そもそもマガジンってなに?・・まだまだわからないこと多し、だけどまあ、とにかくやってみよう、という感じです。さて、今日の一句見
2020年2月16日 09:34
おはようございます。note投稿6日めです。今日の一句三という数の重さよ草いきれ夏の句ですが、昨日展示会場にいらした方は、意味がわからないとおっしゃっていました。あまり説明したくなかったのですが、ヒントを言うと、ああ・・と納得されたようでした。この句は俳句小説「ケンカこでまり」(集英社刊)の中にも、物語の展開の上での重要な句として登場します。「こでまり」は恋愛小説です。3人いる人間