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曲小話4『あの夏で待ってる』

はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。
今日は4曲目『あの夏で待ってる』の小話。
初回未読の方はこちらからどうぞ。

「あの夏で待ってる」と言うほかない

言うほかないんです、本当に。

2021年の春頃、祖父と友人が立て続けに亡くなりました。
想いを書くには小話で足りないので割愛するとして、
この曲では祖父の遺書がテーマの一つになっています。
(こんなところで中身ちょっと漏らしてごめんね)

95年生きた偉大な祖父ですが、
遺書には青春時代の思い出ばかり書かれていました。
褒章を貰うくらい優秀なサラリーマンだったはずなのに。
それが記憶にある祖父の姿と違っていて、
長編小説を読み終えたときのような感動と寂寥感が押し寄せました。
外の空気が澄んで見えるような。

これはもう、「あの夏で待ってる」と言うほかない。
そう思いました。
祖父と友人のために、私たちのために、私のために。

この曲、実は『2070』と世界が通じていて、
みんな肉体を捨てて電脳化した世界で、それらの管理のためだけに一部残された人……というお話です。めっちゃSF。
映像もとても良いのでぜひ見てくだしあ。

https://www.youtube.com/watch?v=2rAFvtXBxlk

次は5曲目『三行半』です。よろしく。


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