koshi / cadode

おんがく 『カモレの夏』 https://www.youtube.com/watch?v=HVWJTsT-qf8 『回夏』(TVアニメ『サマータイムレンダ』1stEDテーマ) https://www.youtube.com/watch?v=M_CYMdG4owA

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おんがく 『カモレの夏』 https://www.youtube.com/watch?v=HVWJTsT-qf8 『回夏』(TVアニメ『サマータイムレンダ』1stEDテーマ) https://www.youtube.com/watch?v=M_CYMdG4owA

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曲小話17『回夏』

はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 はじめましての方は、いきなり17かよ、と思うでしょう。そうだよね。 既に16曲分あるので、ご興味あればこれまでの小話もどうぞ。 はじめにおそらくご存知の通り、 TVアニメ『サマータイムレンダ』のEDとして書き下ろした曲です。 今までで一番語ることがある曲であり、 既に一番語ってきた曲でもあります。本当にありがたい限りです。 ラジオや記事でたくさんインタビューいただきまして、 もう何を話して、何を話していないのかよ

    • 『カモレの夏 EP』解説

      こんにちは、cadodeです。いつも聞いてくれてありがとう。 (以下はSpotifyで公開した話を編集、加筆したものです) Spotifyの解説付きプレイリスト: 今日は、『カモレの夏 EP』がどうやって作られたか、 どうして作ったのかを話していきます。 カモレの夏まず「カモレの夏」は、とある少女と、日本の夏を巡る旅の話。 もともと私の友人が作っている原作があって、 2023年にそのテーマ曲を作ったんですね。 それがこの「カモレの夏」という曲です。 カモレと"私"の旅は

      • 『浮遊バグ』の後に残るもの

        はじめまして、もしくはいつもありがとう。 書くことなんてなかった年始に出したアルバム『浮遊バグ』と、 そのサイクルを締めくくる『cadode Live "浮遊バグ"』について。 今回は、インタビューやラジオやイベントで、アルバム発売後には色々と言語化する機会がありました。思っていたよりも多く。ありがたい。 で、それ故に、書くことがなかった。 noteに残しておきたいなとも思いつつ、なんとなく話しきってしまったんですよね。 元々、作品については解釈を任せたいタイプで、そ

        • 『サマータイムレンダ』と、新曲『かたばみ』について

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 今回はサマータイムレンダの話と、新曲の話。 どちらかだけに興味がある人も、全部読んでもらえると嬉しいです。 ありがとうサマータイムレンダまずはTV『サマータイムレンダ』1stED、ありがとうございました。 12週テレビに張り付いてアニメを見る、というのが久しぶりの感覚で、 毎週Youtubeの放送でみんなと感想会をするのも楽しかった。 とはいえアニメ『サマータイムレンダ』はこれから後半、まだ半分です。 毎週見るし感想

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        曲小話17『回夏』

          曲小話18『光』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 ご興味あればこれまでの小話もどうぞ。 「カップリング曲」でしかできないことcadodeは、配信でシングル曲ばかり出してきました。 理由は ・無名アーティストのアルバムは必ず聞かれない曲が出てくる ・カップリングを作らずに、全部表題曲にしたい ・定期的なリリースをしたい という感じ。 だから①コンセプトアルバムのように必然性がある ②フィジカル(盤)を出す 場合じゃなければ、基本的にシングルを出していこうね、という方針

          曲小話18『光』

          曲小話16『Unique』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 cadodeの始まり知っている方が多いと思いますが。 ebaさんと私がたまたま知り合い、 廃墟好きと知り探索仲間になり。 その後カラオケに行ったのがきっかけでcadodeが始まりました。 私は音楽経験がなく、カラオケもたまに行く程度でしたが、 あの時誘ってもらわなかったら今何をしていたんだろうか、と思います。 心身を崩したまま立ち直れたかも分からないし、 何よりこれまで出会った人たち

          曲小話16『Unique』

          曲小話15『暁、星に』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 全て糧になるよ、という慰め可愛い子には旅をさせよ。 苦労は買ってでもしろ。 まあ、必ずしもそうではない。 一生苦労しないに越したことはない。 過酷な環境で生き残った人は強く見えるけど、 それはただの生存バイアスだし。 生き残れなかった人、大きなダメージを負ってしまった人のことを無視して、しんどくても頑張れ、とか言えないわけで。 私はそういう意味で、これまで良い大人に恵まれたな、と思

          曲小話15『暁、星に』

          曲小話14『異常と通常の間』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 https://note.com/koshi_cadode/n/nf7a200711dbc 狂気は誰にでもある私たちはまともであり、おかしくもある。 まともなことをおかしくも、 おかしいことをまともにも伝えられる。 完全にどちらかの人間なんていないよなあ、 と、制作当時高熱でうなされながら考えていました。 全てを知るには短すぎるし、 何もせず死ぬにはもったいない、 人生はそのくら

          曲小話14『異常と通常の間』

          曲小話13『ライムライト』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 遠く巻いた陽炎だけが本当の姿に見えた別のタイトルを付けるなら、「望郷」とかでしょうか。 cadodeの曲の中では、一番古い記憶が題材になっています。 小学生のころって、無敵でしたよね。 子供として、生きにくいなりに生き方を知っていた。 楽しさが無限に続くと思っていたし、 失うことの辛さを本当には知らなかった。 イノセントってやつ。 何ででしょうか、子供のときって、 最初の恋が最後

          曲小話13『ライムライト』

          曲小話12『TOKYO2070』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 パラリンピックが無くなる日EP『2070』については、こちらで簡単に説明してます。よければ。 2070年の五輪テーマ曲を勝手に作った。 スポーツと人間はどうなっているのか、を考えながら。 医療もロボティクスもAIも、さらにテクノロジーは発展していく。 私たちは身体にテクノロジーを取り入れるようになって、 より楽しく便利に、健康寿命は延びることでしょう。 私は将来、右腕に飽きたらサ

          曲小話12『TOKYO2070』

          曲小話11『IEDE』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 庭先、木漏れ日前向きな旅立ちの話です。 歌詞で大体説明できているというか、分かりやすい曲かもしれない。 分量が多いのもあるかな。 今見ると非常に良いポップだなと思う。 "取りこぼした時間を背に祈る" とか、 自分に刺さり続けている部分も多くて、 今でも「あー、これはIEDEで使った言葉だな」 ってなってやめることはままあります。 これ、cadodeの曲のなかでもかなり私小説寄りで、

          曲小話11『IEDE』

          曲小話10『誰かが夜を描いたとして』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 わかるって、何みんなが夜中に対して感傷的になり続けていることに、 ちょっと思うところがあった。 そういうものって、確かにエモい。 だがそのエモさを、 精神的自覚として若くない自分がどう描いたらいいのか。 若くありたいけど若くない自分、 大人でありながら"あの頃"の情景に囚われている自分。 「若さ」についてのもやもやと問答を、 吐きだせた気がする。 もちろん、ストーリーやメッセージ

          曲小話10『誰かが夜を描いたとして』

          曲小話9『カオサン通り』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 https://note.com/koshi_cadode/n/nf7a200711dbc 夢は基本プレイ無料なのでカオサン通りは、タイに実在するバックパッカーの聖地です。 もしかしたら、元聖地と呼んでもいいかもしれない。 本でしか読んだことがないけれど、 カオサン通りは昔もっとコアなバックパッカーたちだけが集うところで、 もっと「アツかった」そうな。 昔の2ちゃんねるとかに、な

          曲小話9『カオサン通り』

          曲小話8『リメンバー(feat.Melanie)』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 どこにもないけど、知っている景色セカイ系にはね、ヒロインが必要なんですよ。 それでそろそろデュエット曲でもどうかね、と話していたところ。 ebaさんがMelanie氏を見つけ、快諾してくれました。 ボクとキミ、それを両側からcadodeらしく描けた気がします。 どこでもないけど知っている街、知っている匂い。 火に照らされた横顔、祭囃子の音頭、 知らない世界、知っている別れ。 cad

          曲小話8『リメンバー(feat.Melanie)』

          曲小話7『社会卒業式 feat.aneki』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 社会は卒業できるものになるEP『2070』については、こちらで簡単に説明してます。よければ。 この曲ができた時、音楽をはじめて以来、 はじめて満足を覚えました。 あー、私とebaさんと谷さんにしか作れなかったもの、一つ確実にできたな、と思った。 EPでやりたかったコンセプト……自然/テクノロジー/未来 が素晴らしく表現できて、そこに関して満足したので、何の悔いもなく次へ進めました

          曲小話7『社会卒業式 feat.aneki』

          曲小話6『たらちね』

          はじめまして、もしくはいつもありがとう。koshiです。 今日は6曲目『たらちね』の小話。 初回未読の方はこちらからどうぞ。 諸行無常で片付けられない、何か生まれてから死ぬまで、 その間の期間を「生きている」と定義します。 当然私たちはみんな死ぬし、 この定義では死なくして「生きていた」とは言えない。 絶対死ぬのに、生きるんですよね。必死に。 なぜ生きるのか、そこに意味はあるのか。 古典から続く哲学の宿題で、 cadodeが描き続けていることの一つです。 私たちは、いず

          曲小話6『たらちね』