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高専合格体験記 #3(部活編)

こんにちは。とある女子高専生です。
今回は私のしてきた部活(ロボコン、デザコン、科学の甲子園)についてお話します。非常に高専生らしい部活なので、参考になれば幸いです。



1、ロボコンについて

ロボコンについては、前回記事2020高専ロボットコンテスト(番外編)』にて、触れました。
今年はオンライン開催なので、気軽に高専ロボコンを視聴していただけます!という記事です。

今回は、そんなロボコンについて、どんなことをするのか。簡単にお話します。

高専ロボットコンテスト=アイデア勝負

がメインとなっています。これが、ABUロボコンや学生ロボコンと違う点です。
そんなロボコンの流れは

設計→試作→調整

の繰り返しです。
設計者、加工者がハード(機体)を作ります。
回路、プログラムでソフト(知能)を作ります。
最近は、ロボットを自動で動かすというルールもあるためソフト面も重要です。

ロボコニスト…ロボコンに青春をかける人達

5年間ロボコンをやり続ける事は、相当な精神力とロボコンが好きという気持ちが重要です。ただ、何となくで続けられる部活ではありません。
ロボコンをしている人が、自分達のことをロボコニストと呼ぶ場合があります。大抵はガチ勢です。


ロボコンに打ち込みすぎて、成績の悪い人はよく聞きます。現に私の先輩も、留年生が2人ほどいました…。
うちの部では、顧問・部員の意見一致の元

学業部活

となっています。どんなに頑張っていても、学業で赤点の多い人は、大会メンバーに入れないという感じです。これは、どの高専も似た感じのシステムだと思うので、『ロボコンしたい!』という人は、学業にも力を注いで下さい。

ロボコンが強い高専は、都城高専(アイデアが奇想天外)、香川高専高松キャンパス・詫間キャンパス(優勝を狙う圧倒的強さ)があります。他にも、強い所はありますが、後の記事で紹介するため割愛します。

ロボコンに向いている人(どれか1つに該当すればいいです)
・1度決めたことは、やりきる人
・変態的に知識を極められる人
・好奇心旺盛
・柔軟性がある
・手先が器用
・チームのために努力できる人


2、デザコンについて

ロボコンの建築・土木系バージョンという感じです。かといって、しょぼい大会ではなく、全国各地の高専から作品が集められるレベルの高い大会です。

構造デザイン部門→橋を作る
空間デザイン部門→空間を作る
創造デザイン部門→システムを作る
AMデザイン部門→課題解決の道具を作る
プレデザイン部門→1~3年生までの部門

軽くこんな感じです。詳しく知りたい方は、こちらのURLへ。高専デザコン公式サイト

プレデザイン部門以外は、4、5年生と専攻科生がよく大会に出ています。
デザコンが強い高専と言えば、なんと言っても明石高専。建築学科があるので、参加する人が集まりやすいのだと思います。阿南高専なども、建築学科がありますね。

向いている人(どれか1つに該当すればいいです)
・1度決めたことは、やりきる人
・建物や建築を考える事が好きな人
・好奇心旺盛、なんでも挑戦する人
・柔軟性がある
・手先が器用
・絵が上手or絵を描くことが好き


3、科学の甲子園について

毎年、12月あたりに地区大会。3月頃に全国大会があります。科学の甲子園公式サイト

科学の甲子園では

筆記(知識面を問う)+実験(技術面を問う)

があります。

知識面
生物や力学、電気、科学、数学など幅広い知識から、材料や地理、天文など様々なことを聞かれます。多少の知識があれば、問題文をよく読んで回答出来ますが、相当な頭の回転が必要です。
ネットに過去問&学校に過去問などが載っているので、それを参考に解いていくことが出来れば大丈夫です。


技術面
実験があります。内容は、生物から科学、物理まで様々です。私は、地区大会の予選で力学の実験をしました。知識面を問う筆記が解けるぐらいの知識があれば十分です。あとは、当日の実験が上手くいくかどうか。少し、運要素もありますね…。
チームワークなども、審査基準なので事前に模擬実験などで、全員と仲良くなっておく事は必須です。

向いている人(どれか1つに該当すればいいです)
・1度決めたことは、やりきる人
・何か一つ、変態的な知識を持つ教科がある人
・コミュニケーション能力がある人
・柔軟性がある
・勉強する事が苦じゃない人
・チームをまとめたりする事が好きな人



以上です。
今回の記事では、私がしてきた部活体験についてまとめました。部活動をやっていると、就職する際にアピールポイントになります。ロボコン、デザコンについては後の記事で、詳しく書きます。

高専には5年間も居るのですから、『デザコンやロボコン、プロコン』など、高専独自の大会に参加してみる事をオススメします。 5年もすれば、全国大会ぐらいいけるレベルになれそうじゃないですか。

次回からは、いよいよ高専合格体験について書きます。なので、次回の内容は、私の中学時のステータスと志望理由です。よろしくお願いします。

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