25年後

1日遅れですが、阪神淡路震災から25年経ったのですね。

去年秋、思い立ち、秋田大の社会通信教育で、地球科学のコースを取っているのですが、テキストを見て、ちょっと驚いたものです。
発行が平成7年3月……震災の2ヵ月後なのです。

地震当時は、おそらく校正作業中くらいだったのでしょう、地震学や一般地質学の教科書には、欄外に急ぎ注記が加えられている……そんな生々しい痕跡の残っている本です。
地震学の教科書には、共同通信社から引用した、地震直後の阪神間の写真が4枚、カラー口絵で載っています。
画面全面が黒い、そんな印象を受けます。
火災の凄まじさを、改めて思い出し、
住民の皆さんの恐怖、ご苦労を改めて思うところです。
ところで、地震学のテキストの著者は、日本海中部地震の調査から、秋田市付近の地震防災に携わった人のようです。
そうした最前線の専門家の人をして、
ーー戦後、耐震計画設計が普及して、地震の被害が減ってきていたのだが、この地震で覆された。地震の被害は、地震動のマグニチュードそのものだけでなく、社会情勢と密接に関連している
と自戒されている。

過度には恐れず、
けれど警戒を忘れずに、
と、自らに言い聞かす。
#地震 #防災 #117 #阪神淡路大震災 #秋田大 #通信教育

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