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石老山ハイキング(その2)

 鏡岩・小天狗岩の前を通過して20分ほど歩くと、融合平見晴台に着いた。ベンチが幾つかあって、ベンチの奥から相模湖とその向こうに山脈が見渡せる。ただ、ここは周りが少し暗くて「いい景色だな」と感じにくかった。

融合平見晴台からの景色

 一息入れて先を急ぐ。20分程度歩いて前衛峰を通過し、13時11分に石老山の頂上に着いた。ガイドブックには標高702mと書いてあるが、違う表示もあった。

どちらも石老山山頂にある表示。右側は694.3mになっている。

 私個人的には、どちらの標高が正しくても構わない。頂上には若いカップルが一組と、年配のカップルが一組、他に私を含めて年配の男性が二人いた。頂上に着いてほっとしたが、見晴らしはさほどでもなく、里山だからこんなもんかなと言う感じだった。

 昼食のパンを食べて写真を撮り、13時35分に出発した。先に行くと楽しいことがありそうな気がした。
約30分歩くと、大明神の赤い社に到着した。ここで少し休憩。

大明神の赤い社は、山道からは後ろ側が見えた。

 社は少し傷んでいた。台風などで傷んだのかもしれない。見ていて少し残念に感じたがすぐに修復できない事情があるのだろう。今日一日、事故無く安全に過ごせるようにお参りした。

 大明神から10分程度歩くと大明神展望台に着いた。今日、初めて見晴らしの良い場所に出た。今まで山の中で景色が良くなかったので、胸がスーッとする。

大明神展望台からの眺め

 先ほど、大明神の所で休憩したので、ここでは写真を撮ってすぐに出発した。ここからの下りで、急で滑りやすい箇所があった。また、下り道の途中で見晴らしの良い場所もあった。

電線が邪魔だが、街も山脈も大明神展望台より良く見える

 下り道を下りきって舗装道路に出てバス停まで歩く。途中、「渡し船営業中」の表示を見つけた。ガイドブックに、「渡し船が営業していれば、相模湖を渡って対岸の公園まで利用してもいいでしょう」と書いてあった。どういう物か興味が湧いたので乗船場まで行ってみた。

キャンプ場。ロープの手前が乗船場
渡し船の案内

 「2名以下で出航の場合、片道1名1000円」の表示を見て止めた。今日の目的は山歩きだから、渡し船を楽しむのは次の機会にする。誰も待っていなかった。利用客は少ないのかもしれない。引き返してバス停に向かった。

 帰りのバス停は「プレジャーフォレスト前」だった。乗船場から15分ほどでバス停に着いたが、バスを待っていた20人程の人達の中に山歩きの格好をしている人は一人も居なかった。ちょっと恥ずかしい気がして、相模湖駅まで歩いて帰った。

 相模湖駅に着いたのは16時19分だった。今日はスタートで躓いたが、無事日が落ちるまでに駅に着けた。めでたしめでたし。こんな山でも、なめてかかると痛い目に遭う。一人で行くときは自宅に着くまで気を抜かない。

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