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キャンプ場に熊出没

 週に1~2回歩きに行く近くの山で、熊の目撃情報があったという。
場所は、東京都町田市の「Nature Factory 東京町田」という施設の敷地内にあるテントサイト付近だ。 

 実は、私は今年の5月末にここでテント泊をして、翌朝5時頃にすぐ裏手の草戸山まで登っている。すぐ近くに人里がある場所で、まさか熊が出るとは思わなかった。

テントサイト 

 熊の目撃情報があった場所は、写真のテントサイトの奥の斜面で、位置的には50mほど境川源流方向に向かった場所だ。私は今年の5月末に、このテントサイトのNo.7の位置でテントを張って一泊している。写真の左側の杉の木の前あたりだ。

 町田市で熊が出たのは初めてらしく、ニュースでも報道された。草戸山は標高364mの低い山で、南高尾と呼ばれるなだらかな山稜の一つのピークだ。熊が住むような場所とはとても思えず、餌を求めてかなり遠くから来たのだろう。

 この山は、私の山歩きのトレーニング場にしているので、行けなくなると困る。まあ、熊はもう、どこかに逃げていっただろうし、日中は人も居るし、ちょっと様子を見に行ってみる事にした。10/28の昼過ぎだった。

 念のため、熊鈴と熊スプレーを持って行った。ちなみに熊スプレーの使用期限は今年の7月までになっていたのを出発時に気付いた。一度も使うことなく期限が来ていた。

熊スプレーと熊鈴

 上の見出しの写真は施設の駐車場入り口の車止め。下の写真は、施設の事務所前の登り口。登山禁止とまでは書いてないから、表示の横から登ることが出来るが、今日はテントサイトの奥の源流コースを歩く事にした。

草戸山への登り口
野外炊事場には大勢の人が来ていた

 熊が出てから、テントサイトとキャビンの利用は中止になったようだが、建物内の宿泊施設は使えるようで、野外炊事場には何十人もの人がいた。団体利用のようだった。
 
 熊が出たという源流コースの近くに行ってみた。

境川源流

 当然と言うか、熊の姿はおろか気配も感じられない。しかし、至る所に注意喚起をしてあった。

源流コースと稜線の分岐点

 草戸山の山頂には6~7人の登山客がいた。トレイルランの人も2,3人見かけた。普段に比べて人出が少なく、また、1/3位の人が熊鈴を持っていた。

草戸山山頂

 南高尾山稜を神奈川県方面に行ってみた。次のピークは標高420mの榎窪山だ。途中の分岐点でも真新しい熊出没の表示を見つけた。

真新しい注意看板

 しかし、この注意看板の道を隔てた反対側の木に次の案内があった。

トレイルランニング開催のお知らせ

 恐らく、このトレイルランニングの大会は、草戸山に熊が出る前に開催が決まっていたのだろうが、11月5日までにもう一度熊が出たらどうするのかなと思った。

 この日は、榎窪山を通過して次のベンチがある三沢峠まで歩いて、来た道を戻った。普段通りで何事も無く下山した。今後も熊と出会う事は無いように思うが、確信は持てない。熊には勝てないから出会ったら困る。

 今年は、近くの低い山でも一人で行くのは危険かもしれないと考えている。

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