川柳で若い世代にエールを送りたい 22/12/10
FIFAワールドカップカタール2022では、日本代表チームが世界を驚かせました。グループリーグではドイツとスペインに対して、どちらも「2-1」の逆転で勝利し、ジャイアントキリングと呼ばれ1位通過しました。
ニュースでは「死んだ振り作戦」と表現されていましたが、ゲーム前半は敵の激しい攻撃に防戦一方で、先制点も取られて弱いチームそのものでした。
しかし、後半に入ってメンバーチェンジと同時に一気に攻撃のギアを上げ、ほんの数分間で立て続けに得点して逆転。 相手チームは、格下の日本に負ける訳が無いと信じているから何が起きたのか理解出来ず、動転して冷静さを失い、攻撃の精度を欠いて日本に負けたのだと思います。
残念ながら決勝トーナメントではベスト8の壁に阻まれ、世界のトップとの実力差を実感しました。但し、日本代表選手のレベルが上がったのは間違いないですし、ドイツとスペインに勝利したのは森保監督の作戦勝ちではないでしょうか。
日本の戦い方を見て、以前私が詠んだ川柳を思い出しました。それが、画像にある川柳です。このタイミングですから、ボールで周りを囲ってみました。
川柳 : 生き馬の目を抜く敵を出し抜かん
生き馬の目を抜くほど恐ろしく強い敵を倒す為には、それ以上の事をしなくてはなりません。何としても勝つ。絶対に勝つ。そんな強い気持ちがまず必要で、そして、相手の弱点を研究し、自分がどのタイミングでどのようにすれば勝てるのか作戦を練る必要があるでしょう。
更に、万全の準備をして決戦に臨み、場合によっては死んだ振りをして敵を油断させ、一瞬のチャンスで一気に仕留める。正に今大会の日本の戦い方ではないでしょうか。
漫画家の瀬川 環さんが、この川柳からイメージした絵を描いてくれました。
瀬川さんは、龍虎の戦いをイメージされたそうです。躍動感溢れる激しい戦いですね。今、気が付きましたが、スペイン戦では日本が青、スペインが赤のユニフォームを着て戦っていましたね。去年描いて頂いた絵ですが、今回の激戦を連想させます。
たとえ強い相手でも、1%でも勝つ可能性があればそれに賭けるべきでしょう。負ければ終わりですから。日本代表は今後も必ず強くなります。若く活力のあるチームです。テレビの前からですけど、私はこれからも応援します。
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