大人も先生も正論ばっかり。。子供たちが聞きたいことは
「赤信号を無視してはいけない。」
「車に轢かれて命を落とす人もいるかも、防音で寝れない赤ん坊がいるかも」
「だから暴走族なんてやるな」
彼らにこれを言っても納得するのだろうか。
「先生、あの子持ってきちゃいけないカラーペン持ってきている」
「学校のルールを破ったな。ルールなんだから守りなさい。」
彼らはこうした言葉を聞きたいのだろうか。
正論や教科書にあるような言葉。多くの人はそれをわかった上で違反したり、法を犯したりしている。
そんな彼らにルールだのなんだのと言っても彼らに必要な答えはそれじゃないと思う。
ルールを侵すことがかっこいいと思って暴走族をしている。
誰もできない非行をしている俺はすごい、かっこいい。
喧嘩ができて強い俺はかっこいい。
そんな彼らに必要なのは、なぜ法を犯すことがカッコよくないことなのか。
なぜルールが必要とされているのか。
非行以外に世の中にはどんな魅力的なものがあって、希望を見出せる領域はなんなのか。
それを彼らの世界の言葉で、彼らの世界の中で魅力的に自分の考えを話せる大人の存在だと思うのだ。
私はできているだろうか。
ルールだから。決まっていることだから。多数決で決まったから。
簡単に処理しようとしていなかっただろうか。
その視点は常に持っておきたいものである。
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