自分で答えを考えたい。

今日学校に行って思ったことがあった。
もう一回学級担任やりたい。
なぜそう思ったか。もしも1日十個のミスまで許されるとしよう。
じゃあ自分にとって絶対受け入れたくないミスとは何か。
受け入れたくない事実は何か。
学級担任をやれば必ず、自閉症の子供やクラスに馴染めない子供が出てくる。先生の言うことを聞かず、話を聞いている時におもちゃをいじっている子供もいる。
でもそんなのどうでもいい。大したことはない。
学級崩壊を一度経験している僕だ。授業中に死語が出てこようが、授業中に突然親が乗り込んでこようが大した問題ではない。
授業中突然喧嘩が始まろうが、罵詈雑言が飛び過労が大した問題ではない。中くらいの問題だ。
自分が嫌なのは、例外が許されないクラスだ。
例外を許してはいけないと教員時代習ってきた。例外を許せば全体を統率できなくなるから。担任の軸がなくなり、子供が路頭に迷うから。

でも正直気分が良くない。例外を許さないってなんだ。
できない子がいて当たり前、それを認められないほうがおかしいし、できない子がいることを認めてはいけない許してはいけないことを目指すのが教育なのか。違うだろう。
授業に集中できなくて立ち歩いてしまう子、どうしても席に座れない子、頑張っても頑張れない子。そう言う子を見て、もしもこんな子がいたら。
「あいつ授業中たってんのに先生注意しないのかよ。俺が授業中たったら先生注意するのに、おかしいだろ。あいつにも注意しろよ。」
こう言う発言が僕は最も嫌いだ。一番嫌いだ。この発言がなぜ出るのか。
人の気持ちを理解できない、他人のことを理解できないクズ。
そういった人間を育てたくない。
自分自身もそんな人間でありたくない。

お前は何様だ。お前は神様か。仏様か。ふざけるな。
人は人に知られたくない苦しい事情を抱えているものだ。目には見えない、苦しみを持っているものだ。それを説明しないとわからないのが子供達なのだろう。
発達障害という障害があって、この子はこういう発達障害を抱えているから、だからあの子は障害者だから授業中たってしまうのは仕方のないことなんだよ。
そんなふうに言わなければならないのか?
そんなふうに言いたくない。

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