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連載113 2023年12月のお酒のエッセイ「サントリー角」 

 今月の家飲みのウイスキーは、1本だけ、サントリー角だけだった。先月にはいいお酒を飲む宣言をしたのだけど、あっさりと安い角にしてしまった。安いといっても、いまや角はそれなりに高い。でもスーパーニッカや、ジョニ赤のようなお酒は飲む気がしない。家では特別、角はおいしいとか思ったことはないけど、Barなんかで飲むと魔法のようにおいしい。でも家では再現できないんだよな。これだけでバーテンダーを尊敬できる。

サントリー角

すでにフリーエッセイにも書いたが、6日間ほどバドワイザーを飲み続けた。
酒好きのチバからしたら、全然追悼の域に達してはいないけど、
ボクにはこうするしかなかった。

チバに捧ぐバドワイザー

季節は師走。
12月だけで3回、外飲みに行かせてもらった。1日ははいつもの3人会をチェーンの焼肉屋で。飲んだのはホワイトホースのハイボール一択。ボクより後輩の大ちゃんが飲んだ。たぶんヤツは酔って話していた新年会の話なんて覚えていないだろう。別に無理にやらなくてもいいけどね。ボクもそうそう飲めなくなったんだな、そう思った日でもあった。肉の味は覚えていない。そしていつもAkiさん、酔っ払いの面倒を見てくれてありがとう。感謝しかない。

 2回目は、ボクがレクイエム期間で、Xに文章なしのバドワイザーの写真ばかり毎日載せていたのを見て、急遽、12日に友人が平に連れ出してくれた。ここでも奇遇なことに焼肉屋だった。駅前のRYOCHANという店で、地下にあるこじんまりとしたお店で、カウンターで小さな一人焼き用の鉄板で焼いて食べる。

おいしかったな、お肉

お肉はみんなおいしかった。1日に行ったチェーン店とはおいしさが違う。一切れの値段が示されていて、何枚食べるか、注文時に頼む方式だ。もちろん、盛り合わせもあるけどね。お酒は山﨑のハイボールとビールと、なんだったかな。そこを出て2件目は、駅前にある町中華の鳳凰だ。ハイボールで乾杯しながら、エビのマヨソースとチャーハンを食べた。この会の目的はチバを語ろう、だったけど多分ボクはチバのことをそんなに語れなかっただろう。言葉では言い表せないのだ。締めは、駅前のいつものカルテットだ。バーボン、ジャックダニエルのハイボールを1杯だけ。つまみで出た燻製の肉がなんかおいしかった。終電があるので10時前にお開き。今回は電車で寝なかったし、ちゃんと植田で降りたし、タクシーも拾って帰った。

最後はつい先週の金曜、15日、部屋の忘年会だ。歩いて15分ほどの会社の施設だ。
いつものように到着前に角ハイ濃いめの缶を1本買って飲みながら行った。なんか、炭酸の味しかしなかったな。ドランカーかな。忘年会が始まってからも、全体の中で飲む人が4人しかいなかったのでこじんまりと飲んだ。あまりお酒は飲んだ気がしなかったけど、それなりに酔ってはいたと思う。

食事はすきやきだった。苦手な食材が多くあまり手をつけず

そのまま帰るつもりだったけど、ボク以外の3人が飲んでもいいという話だったので、植田の福兵衛に電話したら4人入れると取れたので、またまたAkiさんに4人乗せてもらって飲みに行った。店は広くないが満杯だった。ボクより3人ともお酒が強く、ボクは一人口数が少なくなっていった。なんかいろいろあるのね、という話だったけど、酔い越しの話は墓場まで持っていくぜ。だから訊かないでね。とにかく、ワカちゃん、ミヤさん、ノリさん(この名前で呼んだことないけど、便宜上)、ありがとうございます。午前様になる前にタクシーでお家に無事着きました。

多分今年の外飲みは最後かもしれない。14回ほど今年は外飲みの機会があった。
よかったなぁ、みんな。もう来年はこんなにやれないかもしれないなぁ。でも2月はとりあえず決まっているけどね、いつもの友人を植田でもてなす会。植田ってbarがあまりないから、お店選びが困っている。とりあえずいつものまる道は抑えようかな。

最後に今月の飲酒率は.559。年トータルでは.499、どうやら5割に到達するかどうかそのレベルっぽい。

とりあえず、もうちょっと、飲めるとカラダを騙していこう。いつまで騙せるかな。これでいいかな、今月は。チャオチャオ!


2024年1月現在、当時を振り返って
先月の月報プレゼンの最終ページにこっそり載せた12月のエッセイお酒篇。これで過去の月報のエッセイのストックが終了だ。もうこれからは現在進行形で書くものしかない。書けるかな、とは思うけど連載数は100回を超えてるし、自分ならできる、と言い聞かせるよ。

嬉しいことに12月は3回の飲み会に参加できたし、2次会にも行けた。外飲みで気分が解放できるのはやっぱり嬉しい。家飲みのウイスキーは角だけだった。ひとつきに4本も空けていた頃と比べればずいぶん飲めなくなった。かわりにバドワイザーを短期だけど集中して飲んだ。これは連載112のフリーエッセイに記した通り、チバへのボクなりのレクイエムだった。

会社の忘年会では飲める4人で二次会に。聞き役の時間が多かったけど楽しかった。でも会社で飲む人、少なくなったな。ボクの部屋がたまたまそうかもしれないけど、ほんとに少数派だ。喫煙する人がだんだん追い込まれてついに吸う場所が無くなったのと同様のことがお酒でおきなきゃいいな、とは思う。別に飲めない人にどうこうはないので、少数で飲むことは容認してね。

2024年になった今、1,2月の外飲みで決まったのは2月の1件だけだけど、声をかけて進行中のものが全部実現すれば4件になる予定。カラダは自分が思ってるより悪いと思うけど、別にいい。さほど現世に執着はないかな。それでも天涯孤独ではないので悲しむ人がいるかと思うと、そう簡単な話ではないな、とも思う。匙加減が難しいね。

さ、これから朝食を食べて、といってもパンを一つだけ。何か入れないと吐き気が止まらないから仕方なく。仕事に行きますか。

またね、bye-bye


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