臨採日記【誰がための学びぞ】

葉月六日、
ふと思ひたちて、さんでえ先生の歌をなむ見ける。

ともすれば忘れがちなれど、
勉強たるもの、
長じて世に貢献するためのみにあらざるなり。

即ち、前日も念ずる役にたつなりやのこと
雲散霧消しけり。

或は、植物学者の言ふなる
「少年よ大志を抱け」とかや
なすべきことの、おのづから発するを
いかさまにも見つけ得むがためならむ。

さても、この歌さえ古典に近きものになりにければ
この動画のアップロードも十五年もかつてなり。

翁、生まれながらにして年寄りにはあらざれば
童心ときたま萌えむこともあるなり。

さぁ、勉強なさい。

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