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「シュトーレンを作る」 05

2021年12月6日、
いよいよシュトーレンの開封である。

本当は3日熟成させたかったが、
失敗した場合の作り直しを考えると
味見は早い方が良いと思い
2日で開封することに。

(「食い気が勝っていた」というのが
 実は本音だったりして・・・)

冷蔵庫に設置したトレーから
ラップに包まれたシュトーレンを取り出し
ラップを剥がす。

次にアルミホイルを剥がすのだが
シュトーレンの砂糖コーティングが
まだ固まり切らぬ前にアルミで包んだので、
こちらは慎重に、付着し損ねた砂糖が
パラパラと落ちないように注意して剥がす。

・・・で、出てきたのがこちら。
(昨日のnoteに掲載したものと同じ)

211221-シュトーレン1204-6

砂糖はやはり半分以上が底に落ちていたが
「粉砂糖」ではなく
粒の大きい「グラニュー糖」を使ったので
まあ、仕方がない。

ついでに言えば、
焼き上がったシュトーレンの表面全体に
「刷毛でバターを幾重にも塗る」必要があり、
その上で砂糖をバターの上にふりかけて
定着させるのが本当なのだが、
刷毛を持ち合わせていなかったので
パンこね用のヘラで塗ろうとしたのがいけなかった。

やはりヘラだと
液化したバターは簡単に流れてしまい
シュトーレンの表面に留まってくれないのだ。

仕方がないので掌と指で塗りたくったのだが
手をベタベタにしたにも関わらず
シュトーレンには通り一遍しか
バターを塗ることができなかった。

なので、
砂糖が定着しなかったのも
これはこれで仕方がないだろうな。


さて、早速切ってみる。

自作のシュトーレンは
見た目こそカチカチに固そうだったが、
実際に包丁を入れてみると
固すぎず、柔らかすぎず、
ちょうど良い塩梅になっていた。

・・・で、味見。

「おお、美味いではないか!」

パンを作らせると
大概は失敗してしまう私だが、
シュトーレンとは相性が良かったらしい。

ナッツ類を砕いて生地に混ぜ合わせたため
断面に見えるのはレーズンやレモンピール、
オレンジピールなどの果物類のみ。

それが、しっとりした食感になっている。

また、
砂糖コーティングが薄かったのが幸いして
甘さが勝ち過ぎることもなく、
ストレートの紅茶によく合う味に仕上がっている。

「これは大成功と言えるのではなかろうか!」

試食したカミサンも喜んでくれたし
ドライフルーツや他の材料も結構残ったので、
クリスマスまでにもう一度くらいは
シュトーレンを作ることができそうだ。

今度はしっかりオーブンレンジの発酵機能を使い、
バターを塗るための刷毛も用意して
万全の態勢で再挑戦してみるか!

(「飾りの砂糖はこれ位で丁度いい」という
 カミサンからの要望があったので、
 次回も粉砂糖は使わないでおくことにする)

(了)


※ トップ写真は12月6日撮影の初回シュトーレン

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