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「恵方巻に挑戦」 03

さて、昨晩の「豆まき」も済ませ
節分の行事も無事に終えることができた。

ということで、
今回の「恵方巻に挑戦」の
反省である。

まず、恵方巻・・・というか
「太巻き」についてだが、
これは乾物を上手く利用すると
ほぼコストをかけずに作る事ができる。

干し椎茸は乾物として
普段から家にあるものだし、
常備の乾物ではない「かんぴょう」も
店で買ったとしても高いものではない。

※かんぴょう※
かつてはポピュラーな乾物だったが、
今はさほどでもないため、近所にはなく
足をのばして大きなスーパーに行く必要はある。
安いけどね。

玉子やキュウリなども基本の食材として
普段から冷蔵庫の中にあったりするので、
「太巻き」を作るだけなら、
本当に簡単で安く上がるものなのだ。

問題は「海鮮巻き」である。

太巻きの具として使う分量は
1本分としてはごく僅かなもの。

でもお店で売られているのは
大体が4人家族分で1パックなので
ひとつひとつの量が多い。

刺身の鮮度で味の良いものを選ぶと
さらに1パックの値段があがっていく。

これが数種類、
下手をすると5種類ほども
一本の「海鮮巻き」には必要となる。

私の家は二人家族なので、
太巻きは1本ずつ、
多くても全部で3本もあれば良いのに、
具材を揃えようとすると
結構な量を買い求めることになるのだ。

これはコスパがすこぶる悪い。

作る手間自体は
椎茸・かんぴょうを戻し煮しめにするなど
下拵えの必要な「太巻き」よりも簡単なのだが
このコスパの悪さは、ちょっと考えものだった。

ということは、
「海鮮巻き」などの
具材の豊富・豪華な太巻きについては
下手に自作するよりも
店に買い求めた方がコスパが良いことになる。

これは逆の見方をすれば
「あくまで家庭料理の範疇内で恵方巻を楽しむか、
それとも『ハレ』として景気よく豪華に楽しむか」
という、ライフスタイルの
選択の問題ではないだろうか。

家庭料理として
日々の生活バランスを壊すことなく
季節のイベントを楽しむのであれば
「基本の太巻き」をベースに
一品だけ華やかな具を加えるのもいい。

あるいは、ふだんから豊富に
海産物を摂取しているのであれば
特段新たに具材を求めなくとも
手持ちの具材を上手に組み合わせて
豪華な逸品を作る事もできるだろう。

「季節のイベント」というのは
それで十分なのではないかと思う。

逆に人生の節目となるような
「特別なイベント」については
あえて全てをスペシャルにしてしまうのも
特別感が際立つので良いかと。

「普段はつましく、
 ここぞという時は景気よく」

様々な年中行事の中で
どれを「普段」にして
どれを「特別」にするか、

意識して使い分けることで
メリハリのきいた生活を
作り出すことができるのではないだろうか。

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