僕が寄付先を選んだ理由
※ この記事は「日本財団」への寄付を促すものではありません。
ただ、寄付先の選定に関して学んだことを記しています。予めご了承ください。
はじめに
僕は今まで募金をした経験はありますが、具体的にどのような団体にするのか、そのお金はどのように使われるのか、といったところまで深く考えたことがありませんでした。
今回、この能登半島地震で被災された方々に、どうにかして手を差し伸べられないか?と思いチャリティーマルシェを企画したわけですが、主催した以上は寄付先に関しても信頼できる団体を選びたかったため、調べることにしました。
僕と同じように、寄付先の団体選びに関して、どこから手をつけていいかわからない人たちの参考になれば幸いです。
寄付先の選定
まず浮かんだのが石川県への直接の寄付です。
行政がハブとなって被災者へ送られるなら、もっとも信頼性があると感じました。
そしてそれ以外の団体。一括りにしましたが、とてもたくさんあるのです。
例えば赤い羽根共同募金、日本赤十字社、日本財団、その他NPO法人や公益社団法人などです。
手当たり次第に調べるうちに気づいたのが、寄付するお金には2種類あるということです。
それが「支援金」と「義援金」です。
寄付先には、必ずタイトルにどちらかの言葉が入っているのでチェックしてみてください。
「支援金」と「義援金」の違い
同じ寄付でも呼び方の違う「支援金」と「義援金」とは具体的にどう異なるか?というのが疑問としてありますが、その説明は日本財団のウェブサイトに掲載されていました。以下引用画像です。
スマホだと拡大しても画像の文字が小さいので、僕がアレンジしたものを貼っておきます。
僕なりの解釈でまとめると、以下になります。
義援金
被災者への金銭的な援助であり、直接お金が配布される。
被災者数などの正確な情報を把握した後に均等に分配されるため、時間がかかる。
被災地での救命・復旧作業には使われない。
ちなみに石川県が受け付けているものは義援金 ↓
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/suitou/gienkinr0601.html
支援金
救命・復旧作業に使われるお金であり、使い方は支援先の団体に一任される。
被災者への金銭的な援助にはならない。
支援金にした理由
義援金と支援金の違いを受けて、僕がまず考えたのは被災者の気持ちでした。
もし僕が被災者だったら、将来もらえるであろうお金よりも、今の生活環境の改善や、ケガ人の救助、行方不明者の捜索などを優先してほしいと感じると思ったからです。
とても被害の大きかった方々のことを想像すると、まだ緊急度の高い救命・復旧作業のフェーズかなと思いました。
みんな今この瞬間を生きているわけで、ここを乗り切ることが最重要なんじゃないか、と。
もちろん、生活のためには未来のお金も重要だし、そのおかげで救われる人もたくさんいると思います。でも今回は支援金にしました。
なぜ「日本財団」を選んだか
冒頭お伝えしている通り、最終的に僕は「日本財団」を寄付先として選びました。
理由は大きく3つです。
1.今は金銭的な援助ではなく救命・復旧作業の支援をしたいから
前述した通り、僕の気持ちは今の段階では救命・復旧作業に重心を置きたいからです。
2.支援の内容を発信しており、寄付による成果が実感できるから
日本財団は災害支援のレポートを定期的に出しています。寄付したお金の使い道に関して、これらの団体は行政ほど透明性が持てないため、こういった発信の内容が僕の中で信憑性につながりました。
他の団体でも発信活動は行なっていますが、その情報にたどり着きやすく、サイトも記事も見やすかったため好感が持てました。
3.今回学んだ義援金と支援金の違いなどを解説しているから
これは寄付について学ぶために最初につまづいたことで、最終的に寄付先を選定する指針になった部分でもあります。
僕のように「寄付をしたいけどどうすれば?」と思っている初心者の人に寄り添っているな、と感じたのです。
日本財団の能登半島地震における活動
ここに日本財団の活動報告を発信しているウェブサイトへのリンクを貼っておきます。
気になる方は見てみてください。
▼ 支援の内容
▼ 活動レポート
最後に
僕の企画に賛同してくれたマルシェ参加者のみなさん、ご来場を予定してくれるみなさん、この度は本当にありがとうございます。
また、この記事を読んでくれた方々もありがとうございます。
きっと、寄付先には正解などありません。
僕自身、今回は日本財団にしましたが、タイミングや内容が異なる時は他の団体を選ぶ可能性だってあります。
なので、これから寄付をしようと思っている人は、詐欺にだけは注意しながら、最適だと感じる寄付先を探してみてください。
いいと思える寄付先に巡り合えることを願っています。
▼ チャリティーマルシェの詳細はこちら
<Good & Support>
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筆者:小坂祥生(SAIKOU,inc. 代表)
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