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カラスとAちゃんー共感性と想像性の始まり

これはちょうど12月のできごと
私たちの散歩コースには近くに川が流れているのですが、まだ雪が降り始めたばかりの頃だったので
川は凍っておらず、雪を被りながら冷たい水が流れていました

そこへ一羽のカラスが勢いよくとんでくると
ザブザブザブ!!!!
と水飛沫を上げて行水を始めたのです
これにはわたしも子どもたちもビックリ
Aちゃんは、寒くないのかな
とポツリつぶやきます  
ここまではよくある話かもしれません
私も、そうだね、寒くないのかねと同調しました

しかしそのあとに、
Aたちはジャンバーも着てるし手袋も帽子もしてるでしょ、長靴も履いてる
でもカラスはなんにも着てなくて、毛糸も靴もなくて大丈夫なのかな

と4歳9ヶ月の少女が話すのを聞いて、
彼女が私に伝えたかったことはもっと深かったのだと気が付きました

行水したカラスをみて、自分が冬の真水に浸かってしまったことを想像した
わたしはそんなことはできないよ
こんなに着ていても寒いんだから
ということを要は言いたかったのです

Aさん、すみません
小匙は浅はかでした🙇‍♀️
と、頭を雪に埋めたくなる思いになりました

子どもの想像力、共感力は4歳を過ぎると確実に、格段に変化することもAちゃんは教えてくれました
脳は80パーセントまで大人同様に育っていて、大人以上の柔軟性を持ち合わせているのですから
最強無敵といって過言ではないですね
ホントにすみませんと思いました🙇‍♀️

余談ですが、本当にこの寒空でしかも真水で行水するカラスはわたしも初めて目撃したため
後日、野鳥に詳しい研究者の方にカラスは寒さを全く感じないのかを質問しました

すると、カラスやスズメなどの鳥はその地域に根ざして生きていく種類なので、気温や地域に適応する能力が高く、鳥の中では人間と同じくらいの適応力があるといわれていると知りました。

同じカラスであってもおそらく沖縄のカラスは冬の札幌の気温には耐えられず生きていけないし
逆に札幌のカラスは猛暑の沖縄では生きていけないということも教えて貰いました

元々カラスは賢くて小匙は好きですが
その逞しさにまた更に惚れ直すことになったのでした🐦‍⬛

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