嵐の魅力、それは「イケメン」ではない

私が好きな（憧れる）人に共通するポイント、それは…

「自分の目標に向かって努力し、輝く人」

だ。前回、私は好きなものに共通するポイントとして「整えられた美しさ」を挙げたが、今回は人。ここが前回の記事との区別のポイントであると最初に述べておく。どうしてこのポイントがある人が好きなのか、という理由の考察はいずれ行うとして、この記事から数回私が好きな人を紹介する。加えて、１つ注意したいこととして、これからあげる人達は私と人間関係がない人たちーex.有名人になる。少し考えて見たのだが、人間関係を構築している周りの人だと少し好きになるポイントが変わってくるようだ。

さて、今回私が好きな（憧れる）人として紹介するのは…

嵐　ARASHI

説明不要、国民的アイドルだ。今年2020年に活動休止ということもあり、嵐５人の姿も最近ではよく目にする。私は中学生の頃から好きになった。というのも私の小学校時代、嵐は10周年を迎え周りの友達の話題は嵐一色だった。しかし私は中学受験に向けて勉強していたこともありTVなんて見なかったので、嵐なんて全然知らず会話についていけなかった。それが悔しく時代に追いつこうと思って嵐に注目し始めたのが中学時代。いわば、私が初めて好きになった有名人が嵐といっても過言ではない。昨年はやっとこさ初めて嵐のLIVEに訪れた。わざわざ札幌まで、男１人で笑

さ、思い出話はこの辺にしておいて本題に入ろう。

◇コンサートで気づいた、嵐のかっこよさ

私が改めて嵐好きだな、かっこいいなと思ったのは、昨年訪れた「5×20」のコンサートだ。このコンサートは嵐デビュー20周年をお祝いするお祭りだ。コンサートも終盤。嵐５人が出てきて、一人一人これまでの想いを話し始める。そんな中で翔くんの出番が回ってきた。彼はこんな話をし始めた。

「このコンサートは『5×20』という名前でやっている。多くの人がこの20という数字に注目して、20周年おめでとうと言ってくれる。ただ、僕は20という数字より『5』という数字を誇りに思う。なぜなら、メンバーが１人でも減ったらこの数字にはならないのだから」

めちゃくちゃかっけーと思った。このコンサートで初めて嵐を生で見たのだが、登場後歌ったり踊ったりするのを見て正直「かっけー！」と興奮することはあまりならなかった。（個人的意見ですが、やっぱりコンサートはちゃんと歌う歌手の方が興奮する；B'zとか）ただ、なぜか胸を熱くしていた。その正体はなんなのか、モヤモヤしていた。しかし、この翔くんの話を聞いてスッキリした。

「（５人で）世界中に嵐を巻き起こす」

５人全員が20年間この目標を掲げて努力し成長してきた。グループ活動中はもちろん、個人の活動も全てグループに還元するためにという想いで彼らはやってきた。こうしたこれまでの努力過程であったり、５人の絆がこのコンサートで私ははっきりと見えた。それが、私の胸を熱くした理由なのであろう。

5人で20年同じ目標に向かって走り続けることは、想像以上にすごいことなんだと思う。私自身同じメンバーで長年同じ目標に向かって走り続ける経験なんてしたことはないが、ほかのグループと比較するとそう思う。例えば、NEWS。当初9人だったメンバーは今や3人。他にも、TOKIO/KAT-TUN/関ジャニ∞/Hey!Say!JUMP/Sexy Zone/ King & Princeなどメンバーが脱退しているグループは多くある。また、女性アイドルグループは卒業という形が当たり前だ。これらに挙げたグループは、個人の目標を成し遂げるため・グループに迷惑をかける行動を取ってしまったため・体調が優れないためと言った理由でメンバーが脱退している。人生一度きりなのだから自分個人の目標を成し遂げたいっていう気持ちもすごくわかる。また夢ある芸能界の世界で何十年もいたら、1人くらい道を踏み外す者も出てくるだろうし、体調を崩してしまう者も出てくるだろう。ファンにとっては辛いことかもしれないが、グループ活動が長くなればなるほど「メンバーが抜ける」というのはあって当たり前なのだ。

こうした考えを前提に持つと、「嵐はすごい」となるはずだ。グループの活動はもちろん、嵐のメンバーは個人の活動も勢力的に行っている。例えば、ニノなんてハリウッドデビューしているわ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得しているわ、一流の俳優さんなのだ。俳優で生きていくと脱退してもおかしくないと思うが、彼はそうしない。俳優の仕事も全て「嵐に還元したい」という考えで引き受けているという。このように、彼ら全員それぞれが個人の得意領域で仕事の幅を増やしても、それは全て「嵐のために」というマインドで仕事に取り組んでいるのだ。

◇（まとめ）5人全員が同じ目標を目指す絆×グループで/個人で努力を続ける＝輝く

ここまでを要約すると、嵐のかっこよさはこの式でまとめられるのではないだろうか。世の中を見ても、何十年と同じメンバーで同じ目標に向かって努力するなんてことはめちゃくちゃ難しい。そんな世界の中で彼らは20年間5人全員が誰1人欠けることなく同じ目標を目指し努力し続け、輝いている。

そんな彼らは、年末一旦活動を休止する。（コロナで伸びたりするのかな）大野くんの、アイドルじゃない普通の生活をしてみたいという理由だそうだ。その結果1人だけ抜けるのではなく、グループ全体がお休みする。5人じゃないと嵐じゃないという想い、この式を見ると納得できる。彼ららしい。