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外出自粛で気づいた日々のありがたさ

緊急事態宣言が発出されてから1週間が経ちました。この1週間で「仕事がなくなる」とか「コロナに感染しないだろうか」といった不安。またテレワークへの対応の難しさなど、人それぞれ様々な思いがあったと思います。

ただ、こんな大変でかつてない生活の中で、今までの自分の人生がいかに幸せだったかに気づくこともあります。人はウイルスという目に見えない、よくわからないものと戦うとき、「自分のことで精いっぱい、周りのことなんて気にしていられない」という気持ちになってしまいがちです。

しかし、そういった辛い状況だからこそ、今まで当たり前だったことに感謝することも大事だと思うんです。ここでは、僕が個人的に感じた感謝したいことを今回は1つだけシェアしたいと思います。

お店の店員さんとの会話

みなさんは何かほしいものがあるとき、ネットで買い物をしますか?それともお店まで足を運びますか?極端にどちらかだと答える人は少ないのではないでしょうか。

何を買うのか最初から決まっていればネットの方が注文が早いし最近では翌日に家に届くなんてのもある。僕も買うものがはっきりと決まっていればネットでササっと注文します。でも、買うものは決まっているんだけど、「どのメーカーがいいのか分からない」、「実際にその商品が壊れにくいのか」、など品質まで確かめたいときはお店まで行くことも多いと思います。

では、お店に行って実際にモノを買ったときのことを思い出してみてください。ほしい商品を見比べしているとき、それは自分の目で見て、手で触ってどれにしようか判断しますよね。でも、商品を見ている間に店員さんが声をかけてくれて、「自分が何をほしいのか」、「どういう条件だったら買うのか」、などいろいろと相談することもあります。そんなとき、人は「あの人がおすすめしてくれたから、買うことにした。」と自分で思ったり、人に伝えたりしているでしょうか? 僕はこれまで、「自分でお店にいってなんとなく良さそうだったから、AメーカーのBという商品を買った。」と(自分で勝手に思い)周囲に言っていました。

でも、よく考えるとそこには店員さんのおもてなしが抜けていますよね。その店員さんの豊富な商品知識や礼儀正しさ、親切さも実は購入するかどうかの判断基準になっているんです。例えば、ある店員さんが適当な知識で態度が悪くとりあえず買ってほしいから接客していたら、みなさんはその商品を買いますか?たぶん買う人は少ないと思います。逆に買わないどころか家に帰って家族や友達に文句を言ったりするかもしれません。

人はネガティブなことにどうしても注意を向けがちです。でも、普段の買い物で店員さんと話したことで、購入する決心がついたり、実際に使ってみて満足した経験もたくさんあると思います。

今回の自粛によって、このような人と人とのつながりがなくなりつつあります。それは友達や大切な人との関わりだけではありません。店員さんという人生で一度しか話さない人との交流も実は生活するのにとっても大切だということを感じていただけたら嬉しいです。


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