価値観の多様性について考え始めたキッカケ

私が最近「価値観の違い」について考えたキッカケを紹介します。
それは、会社にいる方の発言、そしてマッチングアプリです。

今の会社は、比較的年齢層高めの方が多い訳ですが、
とあるベテラン社員さんが、「茶髪やピアスは不良だ」みたいな発言をしているのを見て、ビックリしてしまいました。そういった感覚を持っている人がまだ居たのか…と。

でもそこで、それは偏見です!って突っぱねてしまうと、一生分かり合えないままです。その方にとって、その人が生きた時代にとっては、その認識が“普通“だったのだから。それを忘れてはいけません。

また逆もあります。
自分と同じ世代の人が、ある時は「おじさん達は私たちのこと分かってない!」といい、またある時は「令和の子、平成の子の考えって分かんない…」という。

これって同じ現象が起きているのが分かりますか?

自分視点からしか語っていないのです。
相手の立場になったら、確かにその考え方をするのは理解できる。
(それがいいかどうかは別として)
それを頭ごなしに否定したところで、言われた側は不貞腐れるだけですよね。

さらに言えば、その人だけを見て、全体がそうだと決めつけているのです。
おじさんはこうである。若者はこうである。という風に。
そうでない人も沢山いるのですが、目の前の人を見てなんとなくそう思ってしまうんですよね。私もそう思う時あるので、それは反省…

ですから、年代や性別に関わらず、相手そのものを見ることを心掛けていきたい。
その人がそう発言、行動したことには必ずバックグラウンドがあるのではないかと考えています。

その過去の経験から、私たちの価値観、これが普通であるという思い込みが発生するのではないか、と。

自分の中の普通は、相手の中の普通ではないのかも。
自分のもつモノサシ定規は、相手のモノサシ定規と、ひと目盛りの幅が違うのかもしれない。
だから、その定規の尺度を柔軟に変えることができたなら、様々な人と分かり合える事ができるのではないでしょうか。

さてマッチングアプリについて。
私も使い始めるまでは、敬遠していました。SNSで他人と会うなんて怖い…。

今は、異性と出会うアプリと、同性と出会うアプリを併用しています。
(どんな人とでも出会えるアプリが欲しいけど、何故かそれは私に合わない人ばかりなんだよねェ…)
アプリによっても集まる人、出会いたい目的が違うことが多いので、あらかじめアプリの種類は調べた方がいいですね。

もちろん怖いことを考える人もいます。真剣に出会いを探している人も、友人関係を探している人も。今すぐ結婚したい人もいるし、友達付き合いな所から始めたい人もいる。一晩限りの相手を求める人もいる。本当に様々です。

一部の人に限り、アプリを使っている人は皆遊んでいる、と決めつけて発言する人がいますので、それはご注意ください。

私は、確かに恋愛的な関係を望んではいるのですが、それは人と人としてのコミュニケーションができ、趣味が違うとしても、互いに尊敬できる人がいい、という自分の目的の基盤のもとアプリを使っているので、たくさんの人と同時にコミュニケーションすることが、必ずしも遊んでいることに繋がるのかは、微妙だと思うのですが。
(人によっては、自分以外の人と交流しているだけで、軽いと考える人もいますので…)

つまり自分が何を優先するか、です。
性的な魅力を感じる人が良いのであれば、ルックスを重視する。
中身を意識するのであれば、コミュニケーションを重視する。など。

ということで、”自分はこんな人を求めている“ということを、先に言ってしまった方が、自分に近しい人が集まってきやすいように感じます。(もちろん嘘をつく人もいますが…)

そのメッセージや電話のやりとりの中でも、相手の固定観念や経験値や知性のレベルが見えてきます。
仕事を重視する男性は、仕事の話を長文でしてくれます。服が好きな人は、服の話をたくさんしてくれます。

人は自分の話をするのが大好きです。我を忘れて喋ってしまう…(笑)、現に今の私もこんな長文を書いているのです。

相手の好きなものを、興味ないから…と突っぱねずに、一回見てみる。聞いてみる。体験してみる。自分に合わないなら合わないって正直に言ってみる。スルーすることも大事です。やった事ないだけで、実は面白いと感じるかも知れません。

趣味や好みがピッタリ合う人もいるかも知れませんが、そうではないことの方が圧倒的に多い。

合うことよりも、絶対的に合わない点を開示する方が自分にとっても相手にとってもいいのかもしれないですね。

自分を偽らないこと。相手を理解する姿勢を見せること。
それだけで人生が好転するかも知れません。

そんな私は、未だ独り身ですが、、、苦笑
(価値観が合わない事を認め合える人がそんなにいないみたい…悲しいなぁ)

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