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私が共有したい景色

大好きな手芸を通して、手に取った方の気持ちが温かくなったらいいなと言う思いで、えいやと始めて半年ほどが経過しました。
思い通りにならないことも、思った以上のこともたくさんあったけれど、適当に名付けたkorto(コルト)ーこれはエスペラント語で「庭」を意味しますーさらに庭の風景を豊かにしていきたいな、と改めて脳内の画像を文章にしてみようと思いました。

日本には豊かな季節があります。春が来れば桜やチューリップが花を咲かせるし、夏には木々の葉がぐんぐん伸びる。秋にはどんぐりや果物が実り、冬には葉を落として次の芽生えのときを待つ。植物は今日が何月何日と知らなくても、明日の天気を知らなくても、お日様の光や風や空気の水けから、「今だ!」というタイミングに芽を出したりしています。

情報漬けの生活に慣れてしまっていますが、本来私たち人間も動物で、そういった感覚を持っていると思うのです。便利すぎて、エビデンスのない感覚というものが鈍ったり軽視されて、でもそれを取り戻そうとしつつあるところがこの時代でしょうか。

寒い冬には暖かい春が待ち遠しいですし、季節を巡って再び会えたピンクや黄色の花の色に喜びを感じる方も多いと思います。日々のそういった微細な変化を楽しむことができるって、とても幸せだと私は思います。
そういった喜びを感じてもらえる品物を作りたいと日々試行錯誤しています。

その人が持つ「喜びのセンス」に触れられるものづくりをしていきたいです。

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