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2022 伊勢志摩トライアスロン レースレポート

1. レースについて

伊勢志摩トライアスロンとは、伊勢神宮や伊勢志摩サミットで有名な三重県志摩市で行われるトライアスロン大会である。
伊勢エビ、赤福、松阪牛。
トライアスロン雑誌Luminaでトライアスロンレース人気投票上位に入る人気レース。
しかし他の多くのレース同様2019年以降はコロナ禍で中止になり、3年ぶりの待望の開催となった。
チーム内で多数がエントリーした、お祭レースとしての参加である。

2. 目標

10月にアイアンマンが控えているのでまずは怪我なく終えること。
スタートリストを見ると招待選手3名には勝てそうもない。
他にも20代の伏兵が何人か潜んでいるだろう。
今回総合入賞が6位までなので、6位を狙ってレースに臨むことにした。
これまで総合入賞などしたことはないし、ここ数年はロング向けの練習しかしていない。
だがコナを獲ったという勢いだけで何だかいけるような気がした。
何にせよとにかく怪我なく。

3. 台風

大会前日に現地入りしたのだが、台風15号で大雨強風。
2回の3連休に狙ったように台風がやってきた印象的なシルバーウィークである。
高速道路で水たまりに突っ込むのはもちろん、反対車線からも水しぶきが飛んでくる始末。
完全に水系のアトラクションである。
そのため大会中止が妥当、良くてデュアスロン、と考えていた。
しかし当日朝になるとなんと見事な晴天。
意外にも波は穏やかになり、変更があったのはバイクコースの一部のみだった。
早々に中止を確定しなかった運営陣には敬意を表したい。

4. スイム

そんなわけでレーススタート。
750m泳いで上陸してからもう一周するコース。
静かな波に澄んだ水、見やすいブイにウェットスーツ。
そろそろ1500m25分を切りたいところ。

1周目、やや温存気味で泳いでいく。
しばらく泳ぐと近いペースの人が見つかり一緒に泳ぐ。
今日は楽にレースを進められるかもしれない。
上陸。タイムは12:30.
25分のぴったり半分である。
温存しているし今日はいけそうな気がする。

2周目、徐々に強度を上げていく。
すると後ろのウェーブスタートの方たちが泳いでおり蛇行が必要になる。
いつもは抜いたり抜かれたり、気付いたら曲がっていたりしてそれどころではなかった。
そう考えると成長したんだろうなあ。
なんて思いながら再上陸。タイムは25:10.
成長してなかった。
上陸してからもスイムの計測地点まで距離があったので25分切りには程遠く。
まあ脚はバッチリ残っているし焦らずいきますか。

スイム 1500m 25分51秒(27位)

5. バイク

靴下履いて、靴履いて、腕の心拍計つけて、とロングさながらゆっくりトランジション。
みんな追いかけるから待っててね!

片道5kmのストレートを4往復する分かりやすいコース。
アップダウンが思ったよりあったので、上りで頑張り下りで休む作戦にする。
風がそれなりにあるのでエアロポジションはしっかりと。
あとはお気に入りの羊羹と梅干を忘れずに食べていく。

1周目、30人くらいとすれ違ったので今30位くらいかあ、とため息をつく。

2周目、トップの人との差がとんでもなく広がっており尊敬の眼差しを向ける。

3周目、コースが混雑してきて「通ります!通ります!」と何度も言う自分、強豪選手っぽくない?と悦に浸る。

4周目、チームの先輩を追い抜いてテンション上がる。

もはや順位がさっぱり分からないが、それなりのパフォーマンスは出せた気がする。
ショートのレースはやっぱりゼェハァして面白い。
ランもゼェハァするぞ。

バイク 40km 1時間1分46秒(3位)

6. ラン

靴下履き替えて、靴履いて、靴紐結んで、と一貫したゆっくりトランジション。
みんな追いかけるから待っててね!(2回目)

海沿い、市街地、ゲキ坂を詰め込んだ3.3kmを3周するコース。
気温は高いが湿度は低い。
脚は残っているが心拍上げる練習をしていない。
どんなペースで走ればいいか分からないコンディションだったのでまずは抑えめに。

すれ違いになる直線で順位を計ろうとするが前に人がいない、、
体感的な予想では10位くらいと踏んでいたが考え直す。
前に9人いたとして、全員が5分以上前に溜まっているってことはないよな、、?
今回の目標は怪我しないことと6位以内に入ることだ。
ということで抜かされない程度に走る守りのランにすることにした。
あまりカッコ良くないが無理して怪我するよりずっとマシだ。

そんな思いで走っていると、ラスト1周で猛追してくる女子選手を発見する。
浮いているような軽やかな走りでどう見ても格上。
抜かされない程度、のハードルが急に上がる。

スイッチを入れ直してペースを上げて、最後はしっかりと心拍を上げてなんとか先着。
無事ゼェハァできた。

ラン 10km 38分17秒(5位)

7. 結果


記録は2時間9分22秒。
総合3位。
上位2名は勝てそうもない招待選手だったので予想以上の好成績。
自分に花丸をあげたい。

初めての総合入賞、みんなに自慢するぞ。

8. 伊勢志摩トライアスロンの良いところ

伊勢志摩トライアスロンではたくさんの良い体験ができた。
人気レースなのも納得。

運営が素晴らしい

事前のコロナ対策案内や競技説明から、当日の情報共有やレース進行まで非常にしっかりとした印象だった。
特にホームページで、どんな情報をまだ載せていないかが表記されていたところに安心感があった。

ボランティアが素晴らしい

受付、誘導、エイド、全ての方々に活気ある応援、サポートをしていただいた。
年齢層が幅広かったのが印象的。

地元住民が素晴らしい

沿道での応援だけでなく、シャワー、氷、プラカードなど走るのが楽しい市街地だった。
皆様の愛を感じました。

出店が素晴らしい

焼きそば、牛串から自家製みかんジュース、ゆずスカッシュまで、アスリート用サプリメントもコーヒーゼリーもあずきバーも。
レース後にたくさんの出店を楽しめた。
しかも参加者全員に事前に1000円分のチケット送付済み。

水が素晴らしい

エイドに並んでいた冷たい水がとても美味しかった。
水自体も良いものだったように思うし、何より冷やしていただいたことが大きい。
ペットボトルには富士山水と書いてあった。
今思えば頭や身体にかけたのはもったいなかったかもしれない。

9. まとめ

満足な結果で終えた伊勢志摩トライアスロン。
コナにも満足できるようあと2週間整える。


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