31歳にして母にお弁当を作ってもらったらそこには優しさが詰まっていた
お弁当の蓋を開ける瞬間はいつでもドキドキ。
こんにちは、日々ときめきたいアラサーです。
学生時代のお弁当を思い出してみる
2年半ぶりに実家に帰りました。
地元の駅も街並みも、いつのまにかこの数年で変わっており、時の流れを感じるとともに 昔の想い出が消えていくようで少し寂しさもありました。
しかしながら変わらないのは母の手料理。
家に帰ると出汁の良い匂いがふんわり漂っており思わず「お腹すいた〜」と、久々の帰省にも関わらず可愛げのない第一声が漏れる。
ふと、そういえば学生時代のお弁当には何が入ってたっけ?と思い出してみるも、
卵焼き、ウインナー、卵焼き…
と、鮮明には思い出せない自分がいました。
高校3年間何食べてたん?
と自分自身を疑うほど、学生時代はお弁当を母に作ってもらって当たり前と思っていたことにあらためて気付きます。
母にお弁当を作ってほしいとお願い
帰省中はもちろん母の手料理を食べることができるが、「母のお弁当」となるとなかなか大人になってからは食べるタイミングがない。
今回は帰りの移動時間がちょうど昼間にあたることから
そうだ、おべんと 作ってもらお
と、(いつまで母親に負担かけるねん、自分でコンビニでパンでも買えや などとどこからかガヤが聞こえますが)母に甘えることにしました。
大したもん作れんけどいいけ〜?
とのことでしたが、快諾を得ることができました。
十数年ぶりの母のお弁当
短い帰省となりましたが、思う存分実家で酒を飲み散らかし美味しいものも食べ散らかし(迷惑)、
名残惜しくも母のお弁当を抱えて実家を出ます。
特急電車の発車合図とともにお腹もぐーっと鳴り、
いざお弁当をオープン!
先客おるやん(寅と目が合う)
なんとも正月らしいかまぼこ。きっと年末年始しか日の目を見ないであろう寅さんも喜びのあまり両手を挙げているようです(さりげなく失礼)
このかまぼこを入れる遊び心は母の可愛さを表しているなあとしみじみ。
中身は、
・寅のかまぼこ
・ほうれん草のごま和え
・卵焼き
・ごぼうの肉巻き
・黄桃
・おにぎり2個
というラインナップでお届けしています。
おっと卵焼きにもほうれん草がイン!
(ごま和えとほうれん草カブりしてるあたり母らしい)
母の卵焼きは少し甘めのしっかり焼き。
そういえば学生時代もこんな卵焼きだったと一気にフラッシュバック。
ごぼうの肉巻きもしっかりご飯の進む甘辛味で美味しい。
野菜を肉で巻くなんてなんともプラマイゼロな健康メニュー。
そして2つのうち1つにしか梅干しが入っていなかった青菜おにぎり。(おそらく1つは入れ忘れ)
このシナシナ海苔がうまいんだなあ〜
そしてひとつひとつを味わいながら食べて気付きました。
とにかく栄養バランスが良い。
野菜、肉、米、フルーツ。
かまぼこを魚とカウントしてしまえばもう完璧。
これはきっと偶然でも何でもなく、
少しでも健康に過ごしてほしいという母からのメッセージなんやろうなあと心があったかくなりました。
お弁当に一番詰まっていたのは母からの愛情でした。
こんな愛情を学生時代ずっと無視してたなんて!
タイムマシンがあるなら当時の自分に喝をいれたい。
そして大人になったら酒を飲みすぎるなとあらかじめ忠告しておきたい。
親のためにも健康で長生きしたいものです。
(健康診断の結果の書類を静かに破りながら)
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