<4/13~4/17 来週の日経平均の動き>
SQ通過後の動き
連日コロナウイルスの感染ニュースばかりで、緊急事態宣言が発令されるなど、状況は悪化していっているように思います。
東京都の感染者数も180人以上と最高人数が続いており、まだまだ今後も増えていくのではないかとか、政府が数字を隠しているなど、いろいろと言われています。
アメリカでも同様に感染者数がかなりの数になり、ロックダウンで経済が完全に止まっております。
そんな中、株価の方は堅調で日経もダウも大きく上昇しております。
全く理解できない、イカサマ相場だから必ずまた暴落すると考える人が多いでしょう。
ついこの間まで16000円台にあった日経平均が、19800円近くまで3000円以上も上昇したのですから、売りたい衝動に駆られるでしょう。
しかし、これは不景気の株高でこれまでにも何度も起こっていることです。
実体経済ばかりに目を向けていると、このような上昇局面の一番おいしい反発の流れに乗れないどころか、空売りをしてさらに踏み上げの恐怖にあってしまいます。
今の実体経済の悪化を示しているのが、日経平均16000円を付けたときで、株価の方は実体経済を前倒しで織り込んで先に動きます。
個人投資家は、今の深刻な状況を今のタイミングで伝えるテレビや新聞などのニュースを見てここから半年後はさらに下がると考えますが、
マーケットを大きく動かす外人の大口は、すでにこうなることを1月あたりからわかって先回りして動いていたのでしょう。
外人の空売りの推移を見るとそれがわかります。
では、今のそれぞれの手口を見るとどうでしょう。
4月のSQは4/10に終わりましたが、個人は売り目線でまた2番底の16000円に近づく方向を想定したポジションでした。一方で外人は、20000円方向まで近づくことを想定した買いポジションでした。
今回もやはり外人に軍配が上がり大きく勝利した形となります。
5月SQに向けてこれからポジション取りが始まるので、それによって今後の動きが見えてきます。
まだ始まったばかりなので、どちらに動くかはわかりません。
チャート上では、日経平均はまだ上昇トレンドが続いていますが、来週末が変化日にあたるので、そろそろ流れが変わりやすくなる局面に来ています。
そろそろ安定して上昇してきたから、買い始めるか、と思って飛びつき買いをすると売りで踏まれて、また高値を掴んで急落という往復ビンタを受けることになるので、売買のタイミングは慎重に判断しましょう。
今のところ変化日の位置から考えても20000円前後が今回の戻りの短期的なピークになりそうです。
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