＜11/24～11/27　来週の日経平均の動き＞

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お知らせ

今月パンローリング社より私の著書が出版されました。

システムトレードについて基本から応用まで役立つ内容になっています。

実際に今年のコロナ相場でも機能している戦略とシグナルの出し方まで詳細に書いていますので、是非読んでみてください。

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●バブルの始まりと終わり

コロナ感染がまた広がってきており、東京では過去最大となり、500人超えが2日連続で続いています。

4月から5月にかけて緊急事態宣言を行ったときより確実に広がっているのは間違いないですが、国としてももう緊急事態宣言を出すところまではしません。

Go to　トラベルが原因の一部であるという批判もありますが、今のところGo to トラベルもすぐにやめるようなことはなさそうです。

つまり、国としてもコロナを完全に抑えることは無理で、これ以上規制をかけると飲食店や旅行関係、中小企業などが確実に倒産してしまうので、経済を優先していくことに決めたのでしょう。

完全に両立を目指すのは難しいので、それはそれで正しい選択だと思います。

安全と経済を天秤にかけなければいけないので、これを決めるのは難しいことですが、個人的には経済をとるしかないのかと思います。

ファイザーのワクチン開発の報道があってから連日ワクチン関連のニュースが目立つようになってきました。

その材料が出て、また夜間に上昇しましたが、徐々に最初に出たときよりも反応は弱くなってきています。

つまり、ワクチン開発成功という大きなサプライズもすでに株価には織り込みになってきたということでしょう。

そうなると、この先大きな買い材料というのもなくなってくるので、今の上昇もここからさらに高値を抜いてくるには材料不足になってきたように思います。

ワクチンが開発されて実用化されれば今より株価がさらに上がる、だから上昇相場はまたこれからと考える方も多いかもしれませんが、すでに、市場はワクチン開発後の世界を織り込んできたということなので、ワクチンが実用化される頃には、すでに株価は下がっている

可能性が高いです。

逆に、コロナ感染による金融緩和バブルなので、コロナ感染が拡大すればするほど経済の悪化を立て直そうと、資金が市場に入り、株価は上げていき、ワクチンができればまた元の経済にもどるから、金融緩和も行う必要がない、ということで株価は下がるということになります。

これは実体経済で考えると株価の動きが逆なのでは？と思って理解できないかもしれませんが、今の株価上昇は実体経済と関係なく、異常な金利安と金融緩和からくるバブル相場だということは知っておく必要があります。

コロナワクチンが開発されて経済が戻ってきたころには、株価がかなり下の方にきているでしょう。

基本的に今回のコロナバブルで上げてきた分を埋めて、もう一度二番底を見に行く可能性も十分あると思っています。

時期はまだわかりませんが、12月半ばが下向きの流れのピークになるため、この辺まではまだ上をぐいぐい目指して上昇していくというよりは、調整の流れに入っていると考えています。

詳しくは下のメルマガでチャートともに書きますが、上を目指すという流れは戻りいっぱいに近づいてきているような動きなので、ここからの買いには注意しましょう。

2018年は12月に大きく崩れましたが、今年も、ここから年末にかけて何か一波乱ありそうなので、買うタイミングと高値追いには注意しましょう。

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より詳しいチャートなど見たい方はこちらのメルマガもぜひご覧ください。

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