<1/12~1/15 来週の日経平均の動き>
●バブル相場継続も注意
新年あけて2021年相場がスタートしました。
今週は大発会もあり、しかもSQ週ということもあったりで、今週はイベントが多く株価がかなり動きました。
大発会では寄り天に近い状態で大きく下げ、その後も続落しましたが、SQに向けて再度上昇し、SQ通過後には28000円を超える大幅上昇となりました。
もう何度もでていますが、バブル崩壊以降の最高値を更新する形となりました。
一方でアメリカの方は大統領選で大きく揺れ動いており、ホワイトハウスにトランプ支持者がなだれ込み暴動が起きました。
ようやくトランプが敗北を認めたことで一旦落ち着きましたが、不正選挙疑やメディアの報道など、いろいろと疑念の残る結果となり、国民の意識もこれまでとは少し変わってくるかもしれません。
コロナも世界中で拡大中で、日本では東京の感染者数が連日で2400人を超えるような事態になっており、一向に収束する気配がなく、非常事態宣言まで発令されました。
そんな中、これらの悪材料も関係なく日経もダウも大きく上昇となっており、改めて金融緩和による金余り相場の力のすごさを感じます。
いったいこのままどこまでこの相場が続くのか?になりますが、一つの大きな変化が米10年債利回り(長期金利)の上昇です。
以前からメルマガなどでも書いていましたが、これがじわじわと上昇していましたが、今週1.0%を超えてさらに上昇しています。
コロナショック以降、この金利を大きく下げて0.6%以下までもっていき、金融緩和を行ってきましたが、この金利が上昇トレンドに入って大台となる1.0%を超えてきたというのは注目すべきところです。
市場もここには多くの人が注目していたため、1.0%を超えたところで株の方には大きな売りが出てくるかという懸念がありましたが、それも関係なく、金利上昇、株高、仮想通貨、など軒並み金融商品が大きく上昇を見せています。
これはブラックマンデーのバブル崩壊時と同じで、バブルが弾ける前の最終局面では金利上昇、株高となり、いくところまで行ったところで相場が終わります。
この上昇がどこまで行ってしまうかはチャートや各指標、大口の手口、などをもとに動きをよく見ていくしかありませんが、一つ言えることは、今の年初からの上昇がこのバブル相場の最後の上昇局面に入っているということです。
このようなバブルでの上昇が終わるときは、前回のコロナショックのようなじわじわとした下げ方ではなく、天井圏で長い陰線を付けるような急落となります。
そのため、ここから買いをするとしたらリスク取れる範囲で、短期に徹していつでも逃げれるような準備だけはしておきましょう。
コロナ感染拡大など周りの悪材料には関係なく上昇のため、動きについていくしかないチキンレースに近い状態なので、最終局面では腹八分目で様子見するのもいいでしょう。
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