日経先物オプション動向 2023年 6/3号
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日経先物オプション動向
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■はじめに
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日経オプションの動向について分析と見通しを書いていきます。
メルマガでは主に日経平均のチャートについて書いていますが、チャートの分析に加えてオプションの動きを見るとさらに先の動きが見えてくるようになります。
まず、下のグラフの見方を説明していきます。
毎週末の時点での、国内証券、海外証券、個人のオプションのポジションを総合して直近のSQにむけたポジションを示しています。
オプションの仕組みは複雑なのでここであまり詳しく説明することはできませんが、重要なところを抜き出して簡単にまとめたのがこのグラフです。
横軸は損益分岐点を表しており、SQ日までにこの損益分岐点を少なくとも目指してポジションを立てていると考えてください。
そして縦軸は買い目線か、売り目線かを示しており、損益分岐点に対して買いの配置の場合は、損益分岐点以上になることを考えていると理解してください。
損益分岐点から伸びている矢印は、損益分岐点から最大利益となるのがどこまでかを示しており、矢印の先が最大利益となります。
円の大きさはポジションサイズを表しており、円が大きいほど大きくポジションをもっているということを表しています。
そして、重要なのは、各証券会社の個別のポジションで、日経平均を大きく動かす売買量の大きい証券会社の動向をみていきます。
とくに売買量の大きい証券会社に絞っていますが、ゴールドマン、クレディスイス、アムロ、JPモルガンの動きに注目しています。
手口の変化は日々更新していきます。
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■日経先物オプション動向:今週の相場と来週の相場展望
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・オプション動向
日経平均は一気に上昇し、31000円、32000円へと突入して勢いが止まりません。
SNSやYoutubeで見ていると、30000円を超えてきたところから、達成感から売り、過熱した上昇など、急激に上がったことで売り目線で入っている人達が多いように思います。
今上昇しているのは、それらの高値圏だと判断して逆張りで売りを入れた人たちをじわりじわりと追い込むような上昇で、売った人たちを投げさせて、買い戻しの力も入って大きく上昇しています。
テクニカルから移動平均線からの乖離率が大きいからそろそろ下がるだろう、といった見方や、増税や日本経済の停滞で株価は上がるはずがないから、またすぐに下がるだろう、といった雰囲気で売買してしまうと売りから入ってしまうでしょう。
株価が動いているのは需給だけですので、大口達がどのように考えポジションをとっているかが重要で、むしろそれ以外はほぼ参考程度の情報でしかないと言っていいでしょう。
来週は6月のメジャーSQです。大口は何を考え、どのような手口を取っているのか見ていきましょう。
<オプション>
・国内/海外/個人
★★6/8 手口更新
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