<4/20~4/24 来週の日経平均の動き>
相場と実体経済
相変わらずコロナウイルスの感染は止まることはなく、都内の1日の感染者は200人を超えて最高値を更新しました。
緊急事態宣言も全都道府県に出たことで、国もいよいよ本格的に収束させるために動き出してきました。
コロナが発症するまでの潜伏期間を考えると、今している対策の効果が出るのも先ですから、来週あたりはまだ増えているのかもしれません。
経済活動がほとんど止まった状態となり、中小企業や飲食店、旅行関係、ホテルなど、これからGWを迎えようとしている中でかなりの打撃を受けます。とにかく国ももっと経済対策を最大限に打ち出して、これらを支えないと来月以降はどこもかなり苦しくなるでしょう。
そんな中、実体経済とは全く異なり、株式市場は大きく上昇しています。
日経平均は3/19に付けた16358円の最安値から、ここまでに大きく反発し、19922円まで上昇しました。
これだけ周りの状況が悪くなっているのに、株価が上がっていくのはおかしいと思われるかもしれませんが、これが相場というものです。
不景気の株高についてはこれまで何度も説明してきましたが、今の動きを見て実感してもらえたかと思います。
まだアベノミクス以降に相場を始めた人は、この状況が理解できない人も多いようで、これは相場が間違っている、これから大不況がやってきて2番底が来る、と考えるかもしれません。
このように相場が間違っていると考えるのは危険で、相場が常に正しいです。
主観を入れすぎると相場に対していろいろなバイアスがかかって自分が思い込んだ方向に相場が動かないとこのように考えてしまい、大抵の場合、うまくいかないので注意しましょう。
とくにポジションを持ってしまうとその方向にバイアスがかかった見方をしてしまい、情報もそれをバックアップするようなものを自然に集めてしまうので、気をつけましょう。
さて、ここまで順調に上昇してきた日経平均ですが、来週以降は少し注意が必要です。
今週末に変化日が20000円で位置していたため、ここに向けて上昇する流れが続いていましたが、この流れも一旦ここまでで終わりになるので、来週以降は調整に入る可能性が高いです。
20000円が今大きな抵抗ラインになっているので、ここを上に抜けてくれば上昇トレンドが継続するので、来週はここを抜けるかどうかが大きな判断ポイントになります。
下値は19000円あたりになるので、先にここまで調整してから上を取りに行くのか、先に20000円近くまで達してから調整して19000円あたりまでくるのか、わかりませんが、レンジとしては19000円~20000円の範囲になるでしょう。
もしこの範囲を超えて動くようだとその方向にトレンドが発生したということになるので、この価格帯を意識して動きを見ていきましょう。
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