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<11/16~11/20 来週の日経平均の動き>

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お知らせ

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実際に今年のコロナ相場でも機能している戦略とシグナルの出し方まで詳細に書いていますので、是非読んでみてください。

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●コロナ相場は次のステージへ

今週はSQ週ということもあり大きく指数が動きましたが、大きい動きのきっかけとなったのはファイザーのワクチン開発に関する発表が出て、日本時間の夜間に一気に1000円以上の上昇となりました。

ワクチンが完成したらコロナ騒動が終焉して今までのような生活に戻り、経済も上向きになり、株価もさらに上昇する、そんな期待感が膨らんだことと、突然の発表で空売りをしていた人たちが一気に買い戻したことでこのような稀にみるような上昇の仕方になったのだと思います。

夜間でこれだけ大きな上昇となったのは自分の見ている限り初めてだったように思います。

さて、これでコロナが終焉すると株価がさらに上がっていく、と考える方も多いと思いますが、これは逆でワクチンが完成したときはこのバブル相場の終わりになるでしょう。

今のバブル相場を作っているのは、中央銀行で、世界中でコロナ感染が拡大しているため、金利を思い切り下げて市場にお金をばらまいています。

その膨大な資金が株式市場だけに収まらず国債や貴金属、商品、仮想通貨まで向かってあらゆる金融商品が資産バブルを起こしています。

つまり、今の株高を引き起こしているのは「金利」であって、これが低い水準(1.0%以下)にあるときは、実体経済と関係なく株価は上がっていきます。

ワクチン開発の発表が出たときに株価も上昇しましたが、長期金利も1.0%近くまで大きく上昇しました。

これが意味するところは、ワクチンができつつあることで、このコロナ相場の終わりが見え始めたということで、今の株式市場のバブル相場に出口が見えてきたということです。

ただ、それですぐこのバブルが終わるということはなく、ここからが重要で、相場は出口を模索しつつも、まだコロナが感染拡大中で中央銀行も緩和を緩めることは考えていませんし、ワクチンもまだ実用できるとしてもどんなに早くても6月以降ですから、しばらくは今の流れは続くかもしれません。

ただ、これまでのような一本調子の上げではなく、ちょっとしたネガティブなことにも多少は反応して下げたり、出口を意識した動きが少しずつ出てくるでしょう。

たとえば、さらにワクチン開発が進んで実用化に近づいた報道が新たに出てきた場合、一旦は上に反応するかもしれませんが、また今回のように長い上髭を付けるような動きとなったり、ワクチンが完成に近づくと株価は下に反応しだすときがくるでしょう。

そのときの株価の動きと合わせて、長期金利の動きもよく見ておくことが重要です。

1.0%を超えて大きく上昇していたら、出口が近いということを意識しておきましょう。

もし、長期金利もあがり、株価もさらに上昇していくということがあれば、バブルの最終局面の上昇だと考えてそのときは最後の上昇についていくのもいいですが、しっかりとその出口を考えておきましょう。

おそらく、コロナを理由に資金を過剰に流してここまで市場を歪めてしまった分、その巻き戻しはとんでもない動きになるでしょうから。

今回のワクチン開発でそのような今のバブル相場の出口が垣間見えたことで、だいぶ市場参加者の意識は変わってきていると思います。

(とくに金融関係者は)

コロナ相場の第二ステージに入ったといっていいでしょう。

まずは、25850円の今週つけた高値を抜けられるか、ここが短期的な天井となるかが来週の注目ポイントになります。


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