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こうして私は専業主婦になった

(あくまでも個人の主観で書いています。決して専業主婦という形を軽視しているものではありません)


専業主婦。
まさか自分が専業主婦になるなんて。
3年前某コーヒーチェーンの店長になるぞ!自分は仕事で生きていくんだ!と東京を走り回っていた自分が聞いたらひっくりかえるだろう。

最近の私と言えば。
朝息子と同時に起きて朝食の準備をし、息子を保育園に送っていく。
(本来専業主婦は保育園に預けることはできませんが、私の持病の治療のため預かっていただいています)
保育園の送りの帰りにスーパーに寄り、今夜の夕飯の買い物や足りないものの買い物を済ませる。
帰ってきたら散らばったおもちゃを集めて家中に掃除機をかけ、喘息の息子のために布団掃除機も毎日かける。
寝具も毎日洗濯機にかけて、やっと一息。
そこからこうやってnoteを更新したり、気になったところを掃除したり。
旦那から頼まれた用事を済ませたりするとあっという間に夕飯を作る時間だ。
夕飯を作って息子のお迎えへ。
(息子は帰ってきてすぐご飯が食べたい!と食欲旺盛のため)
お迎えに行ったら夕飯を食べさせながら明日の保育園の準備をしたり、お風呂の準備をしたり、洗濯物を片付けたりとバタバタ過ごす。
そうすると旦那の仕事時間が終わって家族団欒、といった感じの毎日をルーティンのようにこなしている。

3年前の私と言えば。
お店のオープンからクローズまでフリーのシフトをこなしていたので
朝3時に起きて始発で東京駅へ行く日もあれば、お昼頃起きて14時頃出勤しギリギリまで働いて終電に飛び乗る、なんて生活。
当時付き合っていた彼と結婚し、主婦になってもこの生活を送っていた。
正直仕事に全て全振りしていたので、家事なんて呼べるほどのものはやってなかったし、料理だってほぼ外食で済ませて。
当時私は「家事嫌い!」を宣言していたので、専業主婦なんて自分は絶対なれないなと思っていた。
そんな私が毎日料理をし、掃除をし、なんて5年前の私が聞いたらびっくりするだろう。

でもそんな「専業主婦」な私。
実は嫌いではないな、というのが今の私の感想だ。
1歳を過ぎれば働いているお母さんが大半を占めてきた今日で、働けてない自分に罪悪感を覚えることももちろんある。
(働いていないのに預けているからなおさらかもしれないが)
仕事も家事もこなしているお母さんを見て、自分もそうなりたいと思って挑戦したことももちろんあるけれど、育児との両立が難しすぎてすぐギブアップしてしまった。

3年前、店長になりたい!と息巻いていた自分が実際なってみた3年後の姿。
その時思い描いていた自分とは全く違った自分だけれど。
今の私は、なんというか「等身大の私」を生きている気がする。
本当は器用でもなんでもないので、仕事を極めるなんて無理だったし、ましてや育児と両立なんてもっと無理だった。
できない自分を否定するのではなく、背伸びをしていない私を少しずつ受け入れられ始めた、というのが本当のところ。
(もちろん基本的にはキラキラ思考なので、すぐに「稼ぐ」とか見ると惹かれてしまう自分もまだまだ健在だけど)

今の私の夢は、千葉に自分の理想の家を作って、そこで家族と穏やかに暮らしていくこと。
息子が幼稚園に行っている間にお菓子作りなんかして。
季節の旬を取り入れた料理を作って。
家を綺麗に掃除して。

こうして、私は専業主婦になった。

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