不倫と育休をゴッチャにして語ってはならない
またまた、男性の育休、育児の話。
→育休不倫議員になぜこんなにモヤモヤするのか。自分で考察してみた
例の育休不倫議員さんのことがニュースになってから
「やっぱり育休をとろうなんて男はろくなヤツじゃない」
「税金で歳費をもらってるくせに、育休とるなんて」
的に論調になってきてて、うーん、これは違うんじゃないかい、と思っています。
出産した金子議員にまで「議員なのに育休とるのか。いいご身分だな」って感じのコラムが新聞に載ってて。これはさすがに言い過ぎじゃないですか?
(まあ、仕事の性質上「一年の育休」とかはムリだろうけど)
だってさ、不正な政治献金等で責め立てられた男性議員たちだって「体調不良」で国会の会期中でも入院しちゃうじゃない。
それはOKなのに、出産で体ボロボロの女性議員は産休育休とっちゃいけないわけ?
妊娠出産は病気じゃないってよく言われるけど、「金の問題」はそれ以上に病気じゃないよね。
あと、金子議員に誰か手伝ってくれる人(実母など)がいればいいのですが、ないんだったら夫が育休とってサポートするのって重要でしょう。
慣れない育児の上、ぜんぜん眠れないんだもん。サポートがないと倒れるって。お母さんが。
「俺だって、納期のために徹夜してるわ」
という人もいるかもしれないけど、期限付きの徹夜と期限のわからない徹夜はぜんぜん違う。赤ちゃんがいる家はいつ眠れるかわからないからね。
「愛情があればできるはず」なんて言われても、やっぱり人間眠らなければ死んじゃうから。
「男が育休とるなんて」というおかしな論調を呼んでしまったのは宮崎議員の罪だけど、国民も冷静になって「不倫と育休は別物」として議論してほしいなあ。
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