数字なんかきらいだ。
数字なんかきらいだ。
フォロワー、視聴者数、閲覧数、いいねの数。この世のありとあらゆるものが数字によって「見える化」したけれど、私は本当にそんな世界にほとほと疲れている。
数字に何度も悩まされてきた。数字が多くなきゃ意味がないと思い続けて必死に宣伝し、喋りまくり、なんとかしようとしてきた。
でももう、めんどくせえのだ。数字、数字、数字！ありとあらゆるものが数値化されて便利になったとて、それに苦しめられる人間がいる。苦しんで自殺する人間もいる。
思えばずっと数字に苦しめられてきた人生だったな。テストの点数、学年成績順位、絵の投票数、その何もかもに苦しめられてきた。そして今も、いいねと閲覧数を増やすのに躍起になって苦しんでいる。もう死んだほうがマシだろこんな世の中なんてよ。と吐き捨てたくなる。死ぬ勇気もないから結局生きてるんだけど。
でも、そんな数字に苦しめられる人生の中でも得るものもある。例えばSUZURIで売ってる商品が奇跡的に売れたりとか、誰かに書いた文章を褒められたときとか。かけがえのないフォロワーに出会えたりとか。
それらは皆、数字を超えた場所で出会えたものだと思う。結局、「刺さる人には刺さるし刺さらない人には刺さらない」というのが世の中のツネなんだ。
数字は嫌いだけど、いつも悩んで苦しんでを繰り返してるけど、それでも生きていられるのは、ほんの小さな奇跡の積み重ねがあるからなのだ。
数字なんか嫌いだー！クソが！とか喚き散らした後に言うことではないが、読んでくれている人がいることには素直に感謝している。SUZURIや通販も、見てくれる人がいるというのが勇気になっている。いつもありがとうございます。
いや、なんだ、結局数字が嫌いだと言いつつも、数字に救われているなんて皮肉がすぎる。悲しいけど嬉しいね。泣き笑いとはまさにこのことやも知れぬ。
数字を嫌いながらも数字に救われながら、私は今日もインターネットで発信を続けるだろう。小さな奇跡を生むために、発信し続けるのだ。
数字を超えた何かがあるのだと信じて。
でなければやっていけないからね。
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