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人と違うこと。

女性ってある一定の時期から、年齢に伴って「結婚」「出産」が成し遂げてて当たり前の事柄として横行してくる。
「いい人はいるの??」「ご結婚は?」「お子さんは?」いつでも当たり前の事のように会話に上がる。

小さい頃からずっと、自分自身ですら結婚して、子供ができて、お母さんになることを当たり前に叶うことだと思って疑わなかったし、その頃はこんな話をされてもなんとも思わなかった。
私はいつそうなるのかな?子供が生まれたらなんて名前がいいかな…とか考えてたし。

社会の中で、女性って結婚してお母さんになっていく人が大半だから、大多数がそうだから、話の緒としてよく使われる文言なんだろうと思う。

私の場合、保育の現場で働き続けていることもあって、結婚やお母さんになるってことがとても身近な事柄だったし、沢山の子どもたちも見てきたから色々憧れもあった。
ずっとそんな話が沢山される中で生きてきた。

自分の選択ミスだけど、結果色々あって結婚も周りのしているタイミングや思い描いていた形とは違う道を通ってきた。
色々身体や心に無理しつつ治療や薬、整体などやれることはやったけど、原因不明で子供も出来なかった。
周りの女性が当たり前に叶えている様に見えていた事柄が、私は皆と違った。
友達はいっぱいいるけど、同じような境遇の友達は誰一人いなくて、孤独感があった。
自分の道に自信が持てず、人を羨んでばかりいた。
今もちょっとはあるかな…。

大多数の方で笑って居たかった。
そんな道を歩んでいたら、今頃どんな思考をしていたんだろう。
どんな人になってたのかな…なんてちょっと想像したりもする。

女性って結婚して子供出来てないと半人前なのかな…その間私ずっと休まず仕事続けてきたのにな...とも思う。

人と付き合うことも、結婚も、出産も。子育ても…おばあちゃんになっても…いろんな事情で大多数の方には行けない人っている。
一人で悩んじゃったり塞ぎ込んだり、自暴自棄になっちゃうこともあると思う。
そんな時、孤独だったから、今同じ様に寂しく思っている人の目にこの文章が留まってくれたらいいなと思って今夜は書いている。

私が体験したことなんて大したことなくて、世の中にはもっと大変な思いをした上、今を堂々と生きている人たちはいっぱいいると思う。
でも、自分が辛いときって「なんで私だけ…なんで私ばっかり…」って思うから。
私が一番恵まれてない気分になっちゃうから。

最近思うのは、こうなってなかったら出会えなかった人、思いつかなかった思考、作れなかった時間…そっちを見つめた方がいいってっ事。
王道ど真ん中を歩んでみたかったけど、このマニアックなくねくね道にはそこでしか見られない景色があるよねって思うように修行中!

色々あるけどそんな最中にいる人、人と比べるよりそっちのほうが少し幸せな気持ちで過ごせる。

私ももっと自分の道に自信が持てるように、出来ることを少しずつ…。
いつか後ろを振り返ったとき、「うん、この道もなかなかなもんじゃない!」
そう言えるように。

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