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老化対策 加重・抜重の練習にサーフスケートボードがお勧め

年配者の運動目的
 年配者の運動目的というと成人病対策となる。頭に浮かぶのは散歩、登山、ランニングなどの有酸素運動。でも成人病の要因は、俺が思うに遺伝的要因が強い。

俺の例
 30年以上、63才までトライアスロンの試合に出て、年代別で上位争い、60才の時OWS(オープンウオータースイム)年代別で3位。
そんなアスリートの私が、64才でマウンテンバイクに乗っていた時、急性心筋梗塞で倒れた。
いざ心臓を見たら、右、左冠状動脈も詰まっており重症。

「何故ここまでほっておいた?」と聞かれても、
「積極的にスポーツしていたのに何故こうなるの?」と質問返し、
「家族の病歴からみて、遺伝だろうか・・」という曖昧な回答。

 つまり、遺伝的特性があると逃げられない。でも心肺機能を鍛えていたから、生きながらえたとも言える。
やはり運動の目的として有酸素運動は王道だと言える。

老人は鈍くなる
 体力自慢の年配者も多い、だけど、老化には動きが鈍くなるという側面もある。そのことはここで書いた。

からだのパーツと神経系の老化
 軟骨、靱帯、からだを繋ぐパーツがある。それとそれを動かす神経。
この一連のアイテムに関して、健康のために訓練している人は少ない。

 特に年配者におても、月200キロ走ったとか練習量は気にしても、動きに関しては余り気にしていない。
ここも意外と大事な所で、ランニングのやり過ぎで膝を壊したり、ウエイトトレーニングで靱帯を切断したりする。

 加齢によって、体の動きが自分の認識とのズレる。
つまり神経系も、ある程度の年齢において見直す必要がある。そのズレに気づかず、調子の悪さを練習不足だと思い、悪い動きのまま、練習を重ねると最悪怪我に繋がる。
そんなこと言っても、スーパー年寄りはいる。でもね。

スーパー爺さん(婆さん)のあるある
 よく80才で、マラソン新記録樹立(年代別)などとニュースになるが、その人の競技歴は、意外と高齢で始めた人が多い、または長いブランク後、
まだ体の耐用年数に余裕があるのだ。

 つまり、俺みたいに、20代から35年以上連続して体を酷使している人の場合、既に膝の軟骨などボロボロ。遺伝的な個人差はあるが、新古品と修理した中古品との差がある。

 だから長年競技歴がある人は、無理にライバル視などしない方がいい。確実に体のパーツが壊れる。
さて、そのボロボロ度はどんなことかとなる。

朝起きたら体が痛い
 若い頃、運動後、翌日起きたら体中が痛い。これは痛めた筋肉を修復している。心地いい痛みだ。

 老人になった私は、運動していなくっても朝起きたら、常に体の何処かが痛い。心地悪い痛みだ。

 この痛みは筋肉疲労より、間接の軟骨、靱帯、神経系から来ていることが多い。特に若い頃から、激しいスポーツを続けているとそうなる傾向が強い。

 各パーツとジョイント部が痛む。腰、膝、肩、指、なんでもある。
私は左肩は常に炎症気味。スイムで痛めてから治らない。
最近は「ばね指」がある。朝方右手の親指がぴくぴく勝手に動く、そして痛い。「なんだ、これ!」

ばね指
 指の関節、腱鞘炎の一種で、パソコンよりスマホを親指で使っているのが影響している。でも、これは全て老化の一種。軟骨は減り、靱帯は固く細くなっている。

 体操すると体中がボキボキ鳴る。
首を回せばボキボキ、長年、首を左に曲げると痛みがあったが、これは首周りの筋肉と柔軟性を高めるトレーニングを3年続けて、やや改善している。
抜本的に治らないが、老人がこの痛みに抗うには日々のトレーニングと休養しかない。

内蔵疲労も怖い
 ちなみにトライアスロン、登山など飲み食いしながらの長時間運動は内蔵を確実に痛めている。また免疫力も弱っている。ここで、人混みへ行ったり、外食したりすると確実に何らかの感染症に冒される。

そろそろ本題
 年配者は、体力を付けるのも大切だけど、同時に鈍い動きを改善する。また鈍さを認識する。そんな運動の理論を少し紹介する。

スキル系の運動 加重・抜重
 色んなスポーツにおいて、加重と抜重のタイミングは重要。常にその動きをイメージ出来るようにしたい。

 体幹を鍛える時も、常に体の重心位置を意識してないと、体幹トレーニングが無駄になる。バランスの悪さを保つ体幹ではない。バランスを強固にする体幹だという話。

抜群なバイクコントロールで走る弟、ホンダへ入社しレース用バイクの開発に関わっていた

力だけでは駄目 
 例えば水泳、水泳はスキルスポーツだ。
筋肉マンの大人が小学生の女の子の泳ぎについていけない。よくある話だ。

 水泳は寝そべった運動。浮力もあるが、水の抵抗力は半端ないくらい強い。ジュニアスイマーは頭が体と比べて重いので、重心位置が横向きだと体の上の方にある。一方、大人の場合、特にランニングなどを趣味にしていると足が重い。よって重心位置がかなり後ろになる。

 スイムの場合、ボートと同じで重心位置は前の方が水の抵抗を受けにくい。また泳いでいて、頭を立てると遅くなる。頭の位置も一番進む位置がある。

 この手の動きを自分で認識するのは不可能なので、コーチが必要となる。
自分の動きが俯瞰して見られるほど練習して、神経が研ぎ澄まされていたら、それは超1流だと思う。

登山での加重
 本職ではないけど、たまに山登りをする。登山はリュックもあり、坂なので加重が大きい。

 登山をやっていて、登っている最中にバランス崩しそうになる。
それは後ろを確認しようと体を開いて頭を巡らす時だ。頭の加重がリュックの加重と重なり、後ろに倒れそうになる。こんな動きは山やっている人はいない。
 
 でも気になっていた。
よく考えると、35年も自転車に乗っている癖だろうと推測する。
自転車(ロードバイク)に乗っている時、首捻っても後ろが見えにくい、そこで体を立てて、開いて後ろを見る。よくある動きだ。

 自転車は重心位置に体の加重がシンクロすると安定する。スタンディングもこの原理だ。この場合、頭の位置が自転車の重心に乗っているから安定している。

ファッションが山

 山の登りでこれやれば、山側の加重が片方へ移る。それでバランス崩す。これからは危険箇所ではやらないようにしたい。
(個人的な感想です) 

写真 山と渓谷から流用しています 
 頭とリュックの加重(白矢印)が後ろ足辺りにかかる(黄色矢印)
正しい加重位置だけど、ここで体を向かって右側へ開いて後ろを見る。
左側へ加重が移りバラバンスを崩す。その場合右足の位置を横向ける必要がある。 

正しい加重位置だけど、 ここで体を開いて後ろを見ると、横へ加重が移る

頭の位置
 頭は成人男子で約5キロ、ボーリングの玉と同じ、こんなのが体のトップに乗っている。
頭の位置は重要だ。

サーフスケートボード
 体の動きに敏感に反応するサーフスケートボード、乗っていて頭の位置を変えるだけで、曲がるし進む。屈んで立っての加重・抜重でも進む。
頭、腰も手も体の動きで、加重位置が変化する。また加重と抜重のタイミングで加速する。速度をだすと又違うベクトルが加わる。
この感覚は新鮮だと思う。こんな乗り物はおそらくない。

写真 説明
 頭(白い矢印)の位置へボードが曲がっている。それに加重と抜重(赤い矢印)を合わせるとボードは回転しなが推進力を得て加速する。

サーフィンのアップスダウンの動きに近い

サーフスケートボードはお勧め 
動きの大切さ
 
 この動きはスポーツ全体に役立つ。
サーフスボードボードは走行音も静かなので、大人の遊びとしてはお勧めだ。

 注意する点として、全くスケボー経験もスキーも滑る系のスポーツ経験がない人は、ヘルメット、パットが必要。体の鈍さに気づいた時には転んでいます。

 俺も既に68才間近だが、体の劣化を認識できるのでたまに滑る。
ただ常に5割以下の攻め方だ。怪我一生の年代だから、それは致し方ない。

1年ぶりに滑ったが、疲れる。


トライトン カーバ製品としては安価だ
加重している

サーフスケートボードの紹介
古いモデルだけど、後継機がある。

CARVER TRITON 29インチ 2021年モデル USA
CARVER 製としては安いが、最近は値段が上がって、40000近くになった。

WOODY PRESS 29インチ 2021年モデル JAPAN
値段的に Carverの半額。

乗ってみて、初心者が使い安いのはWOODY PRESS、CARVERは動きが早いので怖い時がある。でも気持ちはいい。

CARVER TRITON  WOODY PRESS
CARVER TRITON WOODY PRESS

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