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春、清里高原に鹿の角を拾に行く

清里高原 
清泉寮のある清里高原を囲む森には、野性の鹿が沢山生息している。3月下旬頃から鹿の角が生え替わる時期となり、森や草原で、その角を拾うことが出来る。
清泉寮では、3月下旬からポツポツ「角を拾った」という声が聞こえ始める。期間的にはゴールデンウィークの頃が一番の拾い時となる。
とは言っても、そんなに簡単には拾えない。気候、時間、場所とそれと運がないと無理な話で、生息場所へ行っても獲れないオオクワガタと同じだ。

それでも、運があることを信じて、2016年4月中旬、娘2と妻とで、清泉寮辺りの森へ鹿の角を拾いに行った。
残念ながら、その時は空振りに終わった。それでも鹿の糞とか、よく分からない骨は発見した。

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鹿の生息地へ入る
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鹿のウンチ
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何かの骨

小海線辺りは大きな湖だった
この辺りはかなり標高が高い場所。清里駅のある小海線はJR路線の中でも一番標高の高い1375mの地点を走る。その最高標高地点が、ここ野辺山駅と清里駅の間だ。

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それにしても海もない1300mの高原を走る線路名が、何故「小海線」なのか、これはどうしてだろう。
この事はブラタモリで紹介されていた。
遙か昔、ここには八ヶ岳連峰より高い山があり、平安時代の大地震でかなりの規模で山が崩れてしまった。そして山間を流れる千曲川を堰き止めてしまい、小海線が走る辺りは大きな湖になり、それがまるで海のようだったので、その地名が残っていた。という話だ。近くにある松原湖群がその名残だ。この池の周りには多くの御神木がある。

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さて、この小海、大きな湖は、長い年月で徐々に水が引き、そこに出来た平地が清里高原、野辺山高原となり、そして高原野菜にぴったりの土壌となった。
滝沢牧場、ひまわり、野辺山高原と八ヶ岳。

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大きな岩
場所はまた清里の森に戻り、鹿の角拾いだ。この森を歩いていると、山が崩れたと思える巨大な花崗岩を多く目にする。こんな岩が地面から沢山飛び出している。後、ここはハイキングコースではあるが、近頃の大雨や台風の影響で、道は荒れている。一人で行くのは危険な場所だと思えた。

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清里の奇岩 これは八ヶ岳が崩壊したため

さて、今年はコロナ禍後なので、期待できそうだ。

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