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にっぽん原風景

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日本原風景の目次

1月① 茶畑の真緑に不二の白雪(静岡県富士見市今宮の茶畑の風景) 1月② 「紀伊半島の南、熊…

高田公理
2年前
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12月① 大雪に耐える茅葺き屋根の下:京都嵯峨越畑のカヤ葺き古民家

 京都に余り高い山はありません。京都府の最高峰は京都市左京区と大津市の境に位置する971.3m…

高田公理
2年前
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11月④ みちのくの紅葉(もみじ)あざやか小京都(秋田県仙北市角館・武家屋敷町の紅…

       写真「武家屋敷町@秋田県仙北市角館」(Wikipediaより)  「小京都」と呼ば…

高田公理
2年前
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11月③ 蝉の声とだえて閑か秋深し(立石寺@山形市郊外)

              11月③ 立石寺の紅葉(写真:山寺観光協会)         …

高田公理
2年前
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11月② 紅葉と樹林の緑初雪の白(初雪の裏大山 from 鳥取県江府町)

                写真「晩秋の山里」(撮影:阪本紀生)  高校1年の一般社…

高田公理
2年前
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11月① 川に向けファサード競う蔵屋敷(栃木県栃木市、巴波(うずま)川沿いの蔵屋敷

           写真「巴波川沿いの蔵屋敷街」(Wikipediaより)  県庁所在地の名称…

高田公理
2年前
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10月④ 霧の立つ茅場は村の冬じたく(栃木県日光市栗山地区)

              写真「里山の冬じたく」(撮影:薩摩嘉克)                      「茅」あるいは「萱」と書いて「かや」と読みます。ススキなどイネ科の植物の総称です。  この茅を乾燥させるために円錐状に立てかけたものを「茅ぼっち」といいます。  栃木県日光市の栗山地域(旧栗山村)では、かつて、集落を囲むように草原が広がっていました。この草原が「茅場」なのです。  ただ、地元の人々は親しみを込めて、それを「カッパ(茅場)」と呼び、そこに生える茅

10月③ 潮風に吹かれ草食む馬の秋(島根県隠岐郡西ノ島町)

                  写真「岬の秋」(撮影:薩摩嘉克)  さっそくですが、…

高田公理
2年前
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10月② 街道に吹く秋風や下駄の音(絞り染めで有名な有松街道@名古屋市緑区)

          写真:絞り染めで有名な有松街道(Wikipediaより)   世界最初の旅行…

高田公理
2年前
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10月① 茅葺きを丸く集めてイネ実る(新潟県柏崎市高柳町萩の島の円形集落)

             写真「萩の島の円形集落」(Wikipediaより)  ロンドンやパリや…

高田公理
2年前
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9月④ 石垣が区切る田んぼや稲を干す(宮崎県日南市坂元)

                 写真「石垣の里」(撮影:薩摩嘉克)  今回の写真とは何…

高田公理
2年前
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9月③ 稲みのりひと休みかな水ぐるま(実りの里@宮城県栗原市一迫町)

                 写真「実りの里」(撮影:薩摩嘉克)  このところの夏の…

高田公理
2年前
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9月② 毒のある故の華麗か彼岸花(津屋川畔の彼岸花群生地@岐阜県)

        写真:岐阜県津屋川畔の彼岸花群生地(Wikipediaより)    小学生だったこ…

高田公理
2年前
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9月① 大水に沈んで耐える沈下橋(高知の清流・四万十川)

     写真:四万十川(岩間沈下橋付近)@高知県(Wikipediaより)  日本の都道府県のうち、なかなか訪れる機会に恵まれなかった県のひとつに高知があります。  が、四半世紀前、その海辺でマリン・リゾートを開発しようというプロジェクトが立ち上がり、それを手伝うことになって初めて当地を訪れることになりました。  仕事の現場は、県東部の海岸でした。が、機会を見つけて県西部の四万十川にも足を伸ばしました。  と、そこで悠々と流れる四万十川に出合うことができました。  当