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〈実話前世👘14〉車にいた、のっぺらぼうの正体

今日も、父トシオの前世探偵の続きを行ってみたいと思います。



⛩️三人プラスのっぺらぼう

今日はこれから、
会津坂下を通り、舟渡、津川を経て、
新潟県新発田市の赤谷というところまでいかなければなりません。
帰路は、喜多方を通り、熊倉に。



この舟渡、津川、赤谷、熊倉、という地名は、
白虎隊寄合一番隊が戦った土地なのです。



彼らは徒歩で行っていますが、私達は車です。

カーナビに行き先を入力するのに格闘する私。
カーナビって、マニアックな史跡を入力しても
ヒットしないことがあるからです。



後部座席では、マミコも静かに格闘していました。

隣の席に座っている、例ののっぺらぼうの幽霊です。
マミコも黙っていますが、のっぺらぼうの方も何も喋ろうとしません。
まあ、口がないのですから喋らないか(笑)。
両者の沈黙は少しの間続きました。




⛩️のっぺらぼう、マミコの方を向く


ふと、車の進行方向を向いていた
のっぺらぼうマネキンみたいな幽霊が、
ゆっくりと、
90度、
マミコの方に顔を向けました。



次の瞬間、

のっぺらぼうの顔が、バーっと、
30人ぐらいの顔に分裂しました。

それらの顔はのっぺらぼうではなく、
普通の人間の顔でした。



マミコ「😳😳😳😳😳!!!!」





⛩️マミコのカミングアウト


父トシオ「新潟の赤谷には何時ごろ着くかなあ☺️」

私「新発田市に着いたら、ランチするでしょう?😁何たべようかなあ。ワクワク💕
帰りに喜多方に行ったら、早めの夕飯も食べよう❗喜多方ラーメン❗」



マミコ「あのぅ。。。今、後ろの席に。。。」


私「どうしたの?😊」


マミコ「おばあちゃまが乗ってきているんだけど」


おばあちゃま、というのは、平成元年になくなった、
私の曾祖母ゆめ乃のことです。
ゆめ乃は、私のnoteの1作目に出てくる、
真言宗のお寺の住職の娘です。



私「え!ひいおばあちゃまが😍?」



マミコ「あと………、嘉龍二と、白虎隊が30人ぐらい」



私「えぇええええ~!!!
嘉龍二!?!?!
てか30人!!!!
ええええ~!!!」



のっぺらぼうの正体は、
まさかの
曾祖母と嘉龍二と白虎隊寄合一番隊の仲間たちだったのです。

情報量が多すぎて、処理できません。




⛩️詳しく解説


情報を少し整理します。

まず、嘉龍二たち白虎隊寄合一番隊を、
私達の車に連れて来たのは、曾祖母ゆめ乃だと思います。

これは以後もよくあるのですが、
古代~江戸などの遠いご先祖にとっては、
平成の世は変わりすぎている為に、
子孫のところに迷わずに来られないので、
平成の世と私達の顔を多少は知る人物が、
旅行ガイドのように連れてくるのです。



嘉龍二は先祖ではなく前世ですので、
やはり私達のことはわからないと思います。
他の白虎隊の仲間は、何故ついてきたのか
今のところはよくわからないのですが。





⛩️後部の1座席に30人座れるワケ


私「マミコ、なんで30人も座れるの?😅」

マミコ「薄いのよ❗みんな薄いの。
だから全然、場所とってないのよ!」


マミコの説明は、
霊達は薄いから、30人が重なって見えると言っていました。
イメージとしては、プロジェクションマッピングを
何重にも重ねて映した感じでしょうか。



私達三人旅行だったはずが、
曾祖母と、父トシオの前世嘉龍二と、嘉龍二の白虎隊仲間29人の、
観光バス的な団体旅行になってしまいました。
全く予期していなかった展開のまま、
私達の車は、会津坂下から、舟渡の戦いがあった
会津坂下町高寺舟渡の地に向かっていました。



続く!


椿あんこでした。
今日もお読みいただきありがとうございました。

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