日常のこと20200928
後半ちょっと重たい話ばっかりになってしまいました。
ツラい人はスルーしてね。
「来る」観ました。
とにかく出演俳優陣の演技が素晴らしかったです。柴田理恵さん最高。青木崇高さんは声がとても素敵ですね。『哭声/コクソン』でも思いましたが祈祷とか儀式みたいなことってほんとあなどれない。例えば地鎮祭、最近で言えば天皇陛下の御退位・皇太子殿下の御即位に伴う儀式など、わりと身近にありますし、宗教観や根本的な考えは人それぞれであっても儀式自体はなんだか崇高なことと感じます。作中の大規模な儀式は圧巻!
そしてなにより、妻夫木さんの役みたいな人、すごーーーーく苦手です。妻夫木さんが巧すぎて嫌悪しました。岡田君のアクションもっと観たいな。
「友罪」観ました。
猟奇事件を起こした少年Aの出所後を軸に、友人を自殺で亡くした後悔にとらわれ続ける人、過去のAV出演からひどい目に遭わされ続ける女の子、死亡事故を起こした息子のために一家離散までして土下座し続ける加害者の父。それぞれ抱えている拭い切れない悔恨とか無念さみたいなものを映し出しているんだけど、起きてしまったことはもう取り戻せないし、亡くなってしまった人はどれだけ償っても、それこそ祈祷したって帰ってこない。
じゃあ刑期を終えたから何もかもなかったことに?事件を知った周囲の人はどんな気持ちになる?別件で死亡事故を起こしてしまった息子の父親は「お前は事故を起こしたんだから幸せになる権利はない」と言い放つ。本当にそうなの?
成人した少年Aを演じた瑛太さん、不安定な感じが良かった。出演俳優がどの方も軒並み素晴らしかっただけに、内容が盛りだくさんすぎてとっちらかってしまってもったいない印象でした。
とにかくもやもやし続けました。明確な答えはないから当然っちゃ当然ですけど。
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有名俳優が相次いで自殺しています。
翌日に素敵なドラマの撮影があったり、ちょうど素敵なグラビアが載った雑誌が発売されたところだったり、かわいい赤ちゃんが産まれたばかりだったりと、はたから見ればその人のハッピーな面しか出てこなくて最高の笑顔しか思い浮かばなくて、悲しいというより虚しい。
前日まで普通に過ごしていたという報道もありますが、どうやらそういうの多いみたいです、自殺って。理由とかきっかけとか、周りの誰もわかるはずがなくて、察せなくて当たり前です。もしかしたら当の本人もあまりわかってないまま、流れるように自殺した可能性もあるからです。
「救いたかった」「話を聞いてあげればよかった」なんてのは勝手な後悔で、それすら見当はずれの可能性もあります。自分を理解するのでも難しいのに他者を理解できるはずがないです。
たぶん一連の報道で自分が思うよりショック受けていると思います。
生きる死ぬはおいといて、とりあえず落ち着いて自分の今日一日を過ごしてみようぜ。
かくいう私も思いのほか動揺しています。
どうか安らかに、と祈ることしかできません。
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