「ナシレマッ」は何度でも私をマレーシアへと呼び戻すだろう
これまで三十数か国行ってきて、どこでもいつでもご当地料理には簡単にハマって、「ウマい、ウマい」といって食べる私ではある。
・・・が、マレーシアはかなり別格、特別、最上級である。
12年連続「日本人が長期滞在したい国ナンバーワン」を誇るマレーシア
の割には「マレーシア料理」ってあんまりメジャーじゃないよね。
「タイ料理」「インドネシア料理」「ベトナム料理」「インド料理」と言われるとパッと具体的な料理が思いつくのに。
マレーシアは多民族国家
「マレー系」「中華系」「インド系」民族も宗教も違う人たちが小さな国に住んでいる。だから料理も多様多種。
「中華系」のご飯なら「肉骨茶(バクテー)」が。
漢字のインパクトもさることながら、味も表現できないほどのおいしさに満ちている。癖になる味。
「インド系」のご飯なら「ロティチャナイ」が。
朝にも昼にもおやつにも晩御飯にも夜食にもなるスーパー優秀なやつ。
それぞれお気に入りではあるのだけど。
いやむしろ語り始めたら、いくらでも美味しい料理が出てくるのだけれど、
中でも一番に好きなのが「ナシレマッ」
「ッ」までが正式名称、なんだか可愛いよね。
マレーシアでは朝ごはんとしてもごくごく一般的
ホテルの朝食バイキングでも絶対に並んでいる。
日本の白米・味噌汁レベルで浸透している。
東南アジアご飯好きな人にはピンと来るんじゃないかな。
そう「ナシ」は「ご飯」っていう意味
「ナシゴレン」は「ナシ=ご飯(米)」「ゴレン=炒める」
だから、「ナシレマッ」はご飯ものなんだなーっていう想像がつく。
こういうのだけでも結構楽しい。
じゃあ「レマッ」はなんだろう。
答えは「脂(あぶら)」
・・・あぶら、ですか。え、脂肪ですか
朝ごはんですよね、朝からご飯に「脂」乗せて食べる国民ですか、元気ですね。
ってすごい想像しちゃいそうですが。「ラード」とかではないのだよ。
ここでの脂は、ココナッツミルクの脂肪分を表しているらしい。そう、ナシレマッは「ココナツミルクで炊いたご飯」なのです。
でも実際に食べてみると、そこまでココナッツミルクの存在感は感じない。どちらかというと独特の香りのする東南アジア系のお米、その匂いを全く感じなくて、ほのかに甘い味がする気がする、くらいの感じ。
その「ココナツミルクで炊いたご飯」に添えられるおかずがあって、
・小魚
・ピーナツ
・固ゆで卵
・キュウリ
そして最も重要なのが
・サンバルソース(チリソースの一種)
これがいわば、日本の味噌くらいに色んな味、種類がある。
基本スタイルはこんな感じのワンプレート
持ち帰りにするとバナナリーフで包まれているので、プレートで出てくるときも下にはバナナリーフが敷いてある場合がほとんど。
ここに、チキンや魚、牛肉などのおかずをトッピングして食べるのも主流。一番ポピュラーなのは「チキン」
またこのチキンが、美味しい。本当においしい。チキンをこの世界でもっとも美味しく食べる方法を知っているのはマレーシア人だと思う。
お店によって、こんなにもチキンの調理スタイルも違う。
まぁ見た目は・・・ですが、味は保証します。
上の写真がクアラルンプールで一番有名なナシレマッVillage Parkのもの。
あぁ、書いていたらまた食べたくなってきた。笑
マレーシア滞在もあと一週間、ひたすら食べられるだけ「ナシレマッ」を食べ続けようかと、ひそかに計画している。
そしたら、美味しい「ナシレマッ」ランキングnoteを執筆します。笑
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よくいく居酒屋のハイボールは、1杯190円です。もちろん深い意味はありません。