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発信のテーマは絞るべき…?

起業セミナーやブログの書き方講座、マーケティング講座などでよく言われることが多いのが、

「テーマを絞らなくてはいけない」
「専門性を出した方がいい」

という指導。


決して間違ってはいません。


「人より突き抜ける」ために、テーマや専門性の追求は必要です。


が、


これ、ここにこだわりすぎると、「継続すること」自体に支障が出てきます。


ダイエットにしろブログにしろ、何かを発信するというのは、

コツコツ継続してナンボのもの

ブログやSNSを始めたものの、ほとんどの人が3ヶ月も続かず、脱落していること、

この先を読もうとしている人ならご存知、なはず?です。


なにもブログやSNSに限ったことじゃなく、

何事も一定の成果を得るために、まず何より重要なのが、

  • とにかく行動に移すこと

  • コツコツと継続すること

なわけですよ。


そこが叶わなくなるような目標設定をしたところで、本末転倒、というわけです。


「発信」をムリなく続けながら、アクセスを集めていく「哲学」

今日はちょっと、そんなあたりを見直しながら、お話を進めていきたいと思います。



「テーマを絞ること」にこだわり過ぎると自滅する

ブログやSNSを始めたばかり、まだ「とっかかり」の段階で、

まだ継続できるかもわかっていないところで「テーマを絞ること」「専門性を出していくこと」にこだわりすぎると、

ほぼ99%が自滅します。


「・・・発信がとまりました」

または

「めちゃ苦しい中、体に鞭打って続けている」


という状態で果たして続けることに、メリットはあるでしょうか?


かくいう私も、コロナ禍初期、緊急事態宣言中に、
ものは試しと独自ドメインまで取得し、「旅行情報 に特化」したサイトを、オープンさせていただきましたが、
正直、ものすごく苦痛で、結局アメブロに戻ってしまい、それから1年間、何もせず「放置」してしまいました。

その後ちょっとだけ復活し、月1回更新するかしないか、
Googleアドセンスの審査もやっとこさ通過、月1,000円弱稼ぎ上げてますが、
noteを始めてから、こっちに夢中になってしまい、
また放置となっておりますw


テーマや専門性を絞れば、うまくいくとビジネスとして大成功できるかもしれません。

しかし、それまでの過程で身を削らなくてはならない部分が多く、
自分が楽しむという感覚以上に「仕事」として割り切って続けられるか、という、
「根性論」みたいな側面があります。

もちろん、それだけに成功したら当たりはデカいです。


その辺りの事情を知った上で、専門性を絞っていくのか、いかないのか、決めても遅くないくらい。


では、
具体的に専門性を極めることの「大変さ」って、どんなことなんでしょうか。


テーマを絞れば絞るほど、発信するネタ数も絞られてしまう。

当たり前ですが、テーマを絞れば、書ける内容は限られてくるわけ。

例えば、海外旅行!と決めてしまうと国内旅行したとしてもそのネタはブログに書けないとか。


結果、ネタ切れが起きて更新が止まり、気持ちは焦るという悪循環が生じます。


ちなみに、海外旅行に「特化」したブログは、このコロナ禍で軒並み撃沈し、
コロナ禍が終わ理、海外旅行が解禁となった頃はInstagramやTikTokに取って代わられてしまい、再起不能になってしまったというw
「振れ幅が狭くなってしまい、いざという時に立ち直りが効かなくなる」というケースも見られてましたね。


テーマを絞ると「情報サイト化」ーー果たしてそれが目指したい場所なのか?

「テーマを絞って専門性を出す」理由、

それは、

「読者の疑問に答える記事を提供する」ため、
「読者の抱えている問題を解決する」ため


つまりは、「読者の知り得ない情報の提供」なわけですが、

専門性を極めた記事の集合体というのは、正確にいうと、「ブログ」というより「情報サイト」色が強まりますよね。


現状、ワードプレスなどで立ち上げた「ブログ」の多くが、昔ながらのブログの形をとってはおりませんで、「情報サイト化」しております。


誰が書いているか

よりも、

何が書かれているか

で広告収入を得るという形態をとっておるわけです。


そんな情報サイト、何が問題となるか?


そもそも専門性の高い情報が欲しければ、個人が発信するものより専門家や企業がやっている情報サイトを読みにいきませんか??


情報のみのサイトというのは、いつでも替えがきいてしまう

情報サイト化したブログというものは、いつか必ず「専門情報サイト」という巨大すぎるライバルにぶち当たってしまうのです。

個人のレベルでこうしたサイトに立ち向かい、その情報量を超えるべく、戦えるのか?という「壁」です。


「専門情報サイト」がまだ目をつけていない分野で成功する数少ない猛者というものも存在するでしょうが、

ライバルはすぐ現れるでしょう。
継続に楽しみが伴うとは限らず、かなりの根気が必要であろうことは想像に難くありません。


テーマを絞り、専門性の高いブログを書くとするならば、その域を狙えるのか?自問自答した方がよいです。

自分は無理でしたw
ゆえに独自ドメインサイトではなくこのnoteに流れてきたわけです。


今、専門性の掛け合わせが強みとなる時代。

単なる旅ブロガー、でしたらたくさんおりますが、

旅ブロガー×女医

と、なると、どうなりますか。


もっとも、旅ブロガー×女医、という掛け合わせも、徐々に独自性がなくなってきていて、

3年前の地点で、私の知るところでライバルは2〜3人おりましたのでw

私は

  • 毒舌キャラ

  • フリーランス

  • 複業(パラレルキャリア)

といった、さらなるキャラクターの掛け合わせでもって、この中で一人勝ちしている状況なわけなのです。


テーマを絞り専門性に特化したブログというのは当たればデカいですが、
必ずしも楽しく継続はできず、ビジネスの一環として割り切らねばいけない側面も出てくる。

すでに医師という専門性の高いキャリアがありながら、そんなこと、やりたいのか? 

こういう自問自答をした結果、アメブロを発展させることができ、
noteという場にも進出してまいりました。


「情報サイト」と「note」の違い

そもそも、なぜnoteを書くのか?


  • 自分を理解してもらいたい

  • 自分の考えに共感してもらいたい

からではないでしょうか?


なぜ読者の皆様は大手情報サイトではなく、わざわざ個人のこうした「戯言」を読みにくるのでしょうか。

考えてもみてください。


「大きな企業では教えてくれない、個人的な話が聞きたいから」


ではないでしょうか。


それなのに、テーマを絞りすぎていては、自分の色も出せなくなってしまい、息が詰まって続かなくなります。


であらば、専門性にこだわりすぎず、
メインテーマの他にも日常や好きなものや生き様など、書いてる自分を好きになってもらって、
そこに加えて生き方や考え方に共感していただけるような内容を盛り込む方が、
「継続」という観点からも、読者のニーズに応えるという目的に対してもよほど効果的です。

そして唯一無二の自分という存在に魅力を感じていただければ、自分書くどんな情報にも価値が出てきます。


「えりおさんだから読みたい」と思ってくれる人を増やすということ

これが「単なる情報サイト化したブログ」と「本来のブログ」との大きな違い。

noteではその両方が叶う、可能性を感じられる場所です。


私が目指しているのは

「えりおさんの旅情報はハズレがない」
「今までノーマークだったけど、えりおさんがオススメのホテルなら、行ってみよう!」

そう言っていただけるプラットフォームであり、

そこに加えて、私の考え方を通して、
皆様を勇気づけることのできる、
旅行という枠にとらわれない「何か」を
織り交ぜることができる場所。


「韓国 モデルプラン」とかじゃなくて、

「えりお 女医」で検索してもらうこと。


そこが目指せてしまうのが、この”note”という場であり、
発信すること本来の面白さではないでしょうか。

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