見出し画像

何を中心にするか? ポメラ・PCどちらを中心にするかということについて思索する

小理屈野郎はご覧の通りポメラにかなり「はまっている」人です。
インターネットのその手の界隈の論調や、実際にnote記事をアップしていると「はまっている」人と「もうこりごり(はまらない)」人にきれいに峻別されるようです。

すこし前に、ポメラとWZ editorの関連を思索しました。

その時になんとなくはまらない人の考え方が分かるような気がしました。

どのような経緯ではまったり、はまらなかったりするのかを、思索してみました。

ポメラにはまる人の場合

ポメラにはまる人の場合、ポメラを中心に自分のワークフローを組み立てられる環境にある人 、といるのではないかと考えます。
ポメラを中心にワークフローを組もうと考える理由は色々とあるかと思います。

  • 書くことに集中できる
    集中力を散らすことがなく、執筆に専念できることがその人の中で非常に大きなウェイトを占める場合。「書くことに腹を据える 」とブログで語っている人がいらっしゃいました。個人的には納得です。

  • 起動の速さ等の機動力
    小理屈野郎もPCを使っていますが、購入後6年近く経ちますので、起動してから利用可能になるまでの時間が結構かかります。そして持ち歩くにしても2キロ弱の重さのある大きなものを常に持ち歩く必要があります。
    ポメラなら、パカッと開けて5秒弱で起動状態 になります。そして持ち歩くといっても500グラム超の軽さですし、PCよりもずいぶんと小さいです。

そして現在の環境としては、読書ノートを付けたりnote記事の執筆という書くことに集中できる環境が欲しい状態 にあります。
そういう意味ではポメラはうってつけなので、これを中心に環境を組んでいくことになります。
ポメラは単機能の端末なので、ポメラとPCや他のものを連携しようとすると特有の煩雑さ も出てきます。しかし先達のおかげでほとんどのことはすこし調べると克服可能 であり、うまく自分の用途に合わせることが出来た場合は、まるでオーダーメードのワイシャツやスーツを着るようなしっくり感と、うまく設定できた達成感ももれなくついてくる 、という感じになります。
ポメラはそのようなことがそれほど苦労することなく達成できるポテンシャルがあるのも事実 だと思います。
例えば、

  1. ポメラ+note記事執筆
    アウトライン機能とマークダウン記法の共通点をうまく使う ことが出来ます。アウトライン機能の見出しのコマンドとマークダウンの見出しコマンドが一致している からです。このあたりの機能の割り振りは秀逸だと思います。

  2. ポメラ+WZ editor
    これもアウトライン機能込みの話になりますがWZ editorとポメラの編集環境は大きく変わりません。ですので、以前の記事のように思索をもう少し深掘りしたい場合はあえて環境を変える ことによってそれを実現できます。

  3. ポメラ+アップロード機能
    ポメラで作成したテキストファイルを、メール送信という形でPCやスマホに流し込むんだり、メールの形でプリンタに流すことが出来ます。要するにある程度の周辺機器を曲がりなりにも使うことができるということになります。
    また、いちいちケーブルをつなぐことなく、かなり便利にファイルを流し込めます。もちろんメールの設定などにはすこしコツが要りますがそれほど難しいことはありません

小理屈野郎の場合、執筆しようとしてもPCが準備万端状態になるまで時間がかかること、ノートPCのキーボードがあまり良くなくて打ち間違いが多いこと、変換とかする間も起動してしばらくの間はかなり待たされること、等から私のPCは個人的には執筆には向いていない 、(買い換える余力もない)と考えたわけです。
ですので執筆するということを中心として考えると、まずポメラありき 、ということになります。ポメラをまずワークフローの中心に据えて、足りない機能をPC(これすら周辺機器と捉えてしまっていることに気付きました)やタブレット、プリンタなどの周辺機器をうまく組み合わせることによって補うという組み方になります。
うまく環境が組めれば、自分のしたい執筆作業が非常に効率的に動くので、はまる のでしょう。

ポメラにはまらない人の場合

おそらく今までにPCを中心としたワークフローが完成している のだと思われます。
さらに、PCの方が出来ることが多いので一つの端末でほぼ何でも出来るので便利です。そして一つの端末の中ですので設定することはあまりないと考えられます。

PCの方に軍配を上げる人たちのポイントは以下のようなところでしょうか

  1. 機動力の問題
    ウィンドウズの場合は、マシンがすこし古くなると極端に起動や動作が遅くなるのですが、マックの場合は少々古いマシンでもそれなりの起動のスピードや仕事に移るまでのダウンタイムが短いのではないかと考えます。
    ポメラほどの即応性(パカッと開けたら5秒で執筆、というような)が必要ない場合は、あえてポメラの導入は必要ない 、という結論になります。

  2. 万能性
    一つの端末で何でも出来るのであちこち視線を動かす必要がない 、というのは大きなメリットです。
    ポメラの場合は疑似的なマルチディスプレイ状態で仕事する場合が多い です(ポメラで執筆しつつ、PCやタブレットで調べ物をするなど)。画面が分かれるので便利、と考えるか机の上が煩雑になるか、と考えるか というところが分かれ道でしょうか。

  3. 書くことへの集中の度合い
    ポメラの場合テキスト入力に没入しますが、PCやマックでも十分それが可能な人も世の中にはたくさんいるんだ と思います。
    また、執筆が自分のワークフローに占める割合があまり高くない人もいます。そういう場合は、あえて書く機能をクローズアップする必要はありません。

結論

以上のようなことから、わざわざ「書くこと」だけを自分のワークフローから取り出してワークフローを組み替える必要を見いだせない人がいるのは容易に想像できる ことです。
それを上記で紹介したブログの中の方は「書くことに腹を据える」と表現されたのではないかと愚考しています。

執筆活動が中心になっている人の場合は、はまる可能性が十分にあると思われます。PC操作の必要な活動が中心になっている人の場合執筆がその人のワークフローの中で大きな割合を占めない場合は、ポメラは必要なく、はまらないのだと考えました。

まとめ

今回ポメラにはまる人とはまらない人について思索してみました。
はまる人の場合、元々持っているPCやマックの処理能力があまり良くなく、それらの機動力が低い上に執筆活動が中心になっている場合ポメラは救世主となり得、ポメラを中心としたワークフローを組むことになります。それがポメラにはまる、ということなのだと考えました。
また、ワークフローを組む時にその設定にはすこしコツが要りますがそれは大きな障害にはなっていないと思われました。
はまらない人の場合、元々持っているPCやマックの処理能力が十分ある、執筆活動が自分のワークフローの中心にはなっていない場合が考えられました。
おそらくはまる、はまらない、というのは自分のワークフローの中心に執筆活動が来るか、ということが一番大きな理由ではないかとと思われます。
ワークフローを構築する上で一番重要なことはどれだけ自分の納得のいくアウトプットを出せるか、ということであると考えます。
自分のワークフローを良く見据えた上でポメラを選択肢に入れられる場合は入れてみても良いのではないかと考えました。
 


ポメラの話題を扱っていると非常に毛嫌いをする人がいらっしゃいます。そういう人に無理に好きになってもらおうとか、説得しようとか、論破しようというつもりはないのですが、そのような人の中には逆にこちらを論破しようとする方もいらっしゃいます。別に論破はされたとしても小理屈野郎自身はあまりなんとも思っておらず、私のワークフローは代わらず、ポメラを使っていくだろうと思います。
しかしその上でどうしてそのような分断が起こるか、ということを考えてみたところ、はまる人、はまらない人のプロファイルを確認することによって分かることがあるかな、と考えて思索しだしたのでした。
結論は上記のようなことなのですが、はまる人の候補はニッチであると思われます。そのクラスターを発見し、その人達の救世主になるような商品を作ったKINGJIMさんには敬意を表したいと思います。

よろしければサポートお願いいたします。 頂いたサポートは、書籍購入や電子書籍端末、タブレットやポメラなどの購入に充当させていただきます。