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ポメラについて総括してみる その1 読書ノート作成機として


ここのところ書評や読書感想文が続きました。
今回は、ガジェットネタを書いてみたいと思います。

さて、私のクリエイターページの写真にも載せていますポメラについて今回は少し詳しく書いていきたいと思います。
私はpomera DM200と言って、現行機種を使っています。現行機種と言っても発売したのはちょうど5年ぐらい前の機種でかなりのロングラン機種になっています。

ポメラは以前ガジェットネタの記事に書いたこともありますが、キングジム製で、イメージとしては昔のワープロからプリンタを除いたようなもので、テキスト作成のみに特化した電子機器です。

作家の人たちの中でも愛用している人が結構いるようです。また、漫才師の方々はネタをポメラで作っている人もいるようです。

通信機能は一応ありますがほぼ必要最低限(Android系の端末を使っていると、通信機能はほぼ使えないこともあります)。画面も白黒。マウスもありません。ただしキーボードは歴代機種かなり気をつけて開発されているようで、打ち心地が非常に悪いというような評価はあまり見たことがありません。

私は今年の4月末に購入しました。それから活用しているのですが、思いのほか使いやすいので勝手からよかったなと特に思っています。
私にとってのポメラは1つめの役割としては「デジタル読書のお供」という感じです。

では、具体的にポメラを中心とした私のワークフローを提示します。

1.電子書籍で本を読む。
本を読み出すときに、ポメラを開き新しいファイルを用意します。そこに


書名
読書開始日
読了日
感想


というようなテンプレートを作っておきメモする場所(ファイル)を作成します。

2.Kindleハイライト機能を利用しながら本を読み、どうしてもメモしておいた方が良さそうなことがあったりしたら感想欄に直接書いておきます(この機会は非常に少ないです)。

3.書籍を一冊読了したら、まずはKindleの同期をあえて行い、読了した本のハイライトを確実にKindleハイライトページに反映されるようにします。

4.KindleハイライトのページをPCやタブレットで表示します。
ハイライトしたところをざーっと見ながら、ハイライトした内容を吟味し、感想やそこから考えた自分の意見を打ち込んでいきます。
4.の行程にかかる時間は大作でも30分前後です。
これは面倒くさいと思わずに、頭で考える時間と言うことでしっかりと没頭してやることにしています。時間を気にせずその著作の中にいい意味で入り込んで意見や感想を打ち込むようにしています。

5.これが終わったら、後はEvernoteの出番です。
ポメラに保存したその著作の意見や感想と、KindleハイライトをEvernoteに流し込んだものを統合します。
このときにも時間をなるべく作るようにして、さらに考えや意見が煮詰まるようにします。

このように使っています。

これらのことは普通に考えればノートPCなり携帯なりがあればできると考えますよね。しかしそれでもポメラを使う意義は私にとっては十分あるのです。

その利点とは;
1.単機能のマシンで、ネット接続環境がほぼないに等しいので読んだ著作の感想やそれに対する意見以外に脇目を振らさずにそれだけを考えることができる。
2.単機能のマシンと言うこともあり、パカッと開けたら4秒で臨戦態勢になります。すぐにメモろう、というときにもこれは非常に大きな利点だと思います(PCなら結構時間を食います)。
3.キーボードはコンパクトながら変則的に小さくなっているキーが左右の端や上下端に少ないので、非常に打ち込みやすい。ノートPCでも機種によっては特に左右端のキーが変則的に大きくなっていたり小さくなっていたりして非常に入力しにくいものがありますが、ポメラはそんなことはありません。
4.バッテリーの持ちがよいです。メーカーの公式の資料では18時間ほど使えると言うことですが、私の運用方法であればポメラで作ったファイルをPCとUSB接続で流し込んだりするのでそのときにちょっとずつ充電しています。ですのでそれよりも幾分長く使えているような気がします。ノートPCならそこまではバッテリは持ちません。

要改善点
1.ネットへの接続環境をもう少し整備してほしい。ポメラとの連携を行うソフトはキングジム公式ではiPhoneやiPad専用のソフトしか用意されていない。Android用ものは公式ではないがしっかり動くものがあるのでそれほど不便は感じていないができれば公式にサポートしてほしい。
2.メール送信機能もありますが、GmailかOutlookしか使えない。このあたりはもう少し門戸を広げてほしいと思います。また、一度うまくいけても、しばらくたってまた使おうとすると調子がよくない場合も多いようです。
3.マウスが使えないので、いろいろな機能を引き出すにはショートカットキーを使うのが便利なのです。ただ、全てを覚えるのは至難の業です。これについては、液晶の左右の余っているスペースにほぼ全てのショートカットを印刷したタックシールを貼り付け、それを参考にしています。このシールのあるなしで全然作業効率が変わります。
4.ぱかっと開けて4秒で臨戦態勢なのですが、可能であれば2秒ぐらいにしてほしい(苦笑)。4秒間でも待つと結構長いです。


まとめ

小理屈野郎のpomeraを中心とした読書ノートのワークフローを示しました。あえてpomeraを使うことの利点と問題点を示しました。
個人的にはノートPCの代わりにこれを持ち歩くだけで深い読書のフローが完結するので満足しています。
pomeraを使う前と使い出した後では、読書ノートの質や考えを深化させる課程が変化し、ノートの質は上がり考えはより深くなったような気がします。
ある意味かなり癖の強いガジェットですが、自分の思考に合えばかなり使えると思います。良ければ試してみてくださいね。

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