コーフボール Hoofdklasse B1 準決勝 2022年4月16日
こんにちは。勝手に広報のコーフボールママです。4月9日の準々決勝に勝ってベスト4になったCKV Nieuwerkerk B1が準決勝でDie Haagseと対戦した試合について書きたいと思います。
Hoofdklasse B1の4強チーム
準決勝に進出した4チームは、
CKV Nieuwerkerk B1(Nieuwerkerk a/d IJssel)
Die Haagse B1(Den Haag)
PKC/Vertom B1(Papendrecht)
DVO/Accountor B1(Bennekom)
CKV Nieuwerkerk (Nieuwerkerk a/d IJssel) 対 Die Haagse (Den Haag)
の試合はMaarssenにあるOVVOで行われました。その日OVVOではBの試合だけでなく、DとCの準決勝も行われました。
10:15 uur Reflex D1 – PKC/Vertom D1
11:30 uur PKC/Vertom C1 – GG/IJskoud de Beste C1
12:45 uur Die Haghe B1 – Nieuwerkerk B1
DVO/Accountor B1 対 PKC/Vertom B1は 10:30 に Harderwijk にあるCKVUnitasで行われました。Harderwijkは遠くにあるので、Nieuwerkerkから近いMaarssenの方の準決勝で良かったです。 PKC/Vertom B1のチームには、Nieuwerkerk D1の時のチームメートが移籍した選手がいます。この選手はお祖父さんもお祖母さんもお母さんも元オランダ代表選手というコーフボールサラブレット家系に生まれて、本人もとっても上手です。2019年にD1が2度全国大会に優勝した時のチームメートです。遠くからNieuwerkerkに通っていて、当時は彼のお祖父さんがチームの監督をしてくれていましたが、2020年のシーズンが終わった時にPKCに移籍しました。お兄さんがPKCに移籍したので一緒に車で通えるという事と、Nieuwerkerkの一つ上のチーム、現在のA1がHoofdklasseではないので、その流れでB1もHoofdklasseから外されてしまう可能性があったので、確実にHoofdklasseであるPKCの方が良いという事が理由でした。その当時のPKC C1は強いチームではなかったので、彼のお母さんが地区代表チームでも監督をしていたので、他のクラブの代表選手を何人も引き抜いて現在のB1を作りました。ベルギーの選手も引き抜いたそうです。Nieuwerkerkの選手も何人か声をかけられましたが、みんな断っていました。
1軍に入れるという事を約束して引き抜いたので、元々PKCでプレーしていた選手は2軍に落ちてしまい、落ちてしまった選手とその保護者は複雑な気持ちでいるのではないかな?と思います。移籍した選手も自分のチームよりもより強いチームでプレーをしてオランダ1位になりたい。という気持ちと声をかけられて嬉しくて移籍したくなる気持ちもよく分かります。
PKCのB1の選手はほとんどが地区代表選手であり、一人はオランダ代表です。ちなみにNieuwerkerk B1には一人地区の代表選手がいます。どのチームよりも代表選手が多いチームですので、当然PKCが勝つだろうと誰もが思っていましたので、もしNieuwerkerkが決勝に進むことが出来たら元チームメートがいるPKCと対戦することになるから絶対勝つぞ!とチームは闘志を燃やしていました。
A1のHoofdklasse昇格決定試合を応援
4月9日にHKV/Ons Eibernest A1にアウェイの試合で勝利したA1は今回はホームでの試合です。B1の数名の選手もA1の補欠として参加していますし、A1の2名の選手もB1の試合のに参加していますので、最初に予定していた時間よりも早めてもらい試合は10時に開始しました。私たちは前半戦を応援してからMaarssenに向けて出発しました。アウェイの試合の場合は、3家族が車を出してクラブから試合会場まで送り迎えをします。通常のリーグ戦の場合はクラブから誰がどの週に車を出すのか前もって割り振られています。
全国大会や練習試合等のような特別試合は保護者がWhatsAppのグループアップで相談して都合のつく人が車を出す形になります。
私の印象では、試合が遠くになるとガソリン代もよりかかりますし時間もかかりますので車を出す人が少なくなる感じです。ガソリン代は保護者持ちです。
私たちは自分たちが応援に行きますし、選手たちと車の中で一緒に喋ったり、彼らのスマホをBluetoothで車のスピーカーに接続して、お好みの音楽をかけて楽しく行きますのでよく車を出します。みんなそれぞれ選曲が違い、私も知っている曲のリミックスや初めて聞く曲がかかるので、面白いです。試合の前だからと言って別に相手チームの分析話をするわけでも、試合前のメンタルトレーニングするわけでもなく、いつもゲームをしたりお喋りをしてリラックスしています。MaarssenにあるOVVOに着いたころにはA1の試合も終了していて、何と24対21で勝利しましたので2022-2023室内シーズンは晴れてHoofdklasseに昇級することになりました!幸先のよいスタートとなりました♪
準決勝 Die Haagse B1(Den Haag)
準々決勝の時と同じようにチームメートの家族がクラブカラーの青と黒の風船で飾りを作ってくれました。
準々決勝に勝利した後にクラブがサポーターバスを準備してくれるので申し込みを募ったのですが、バス会社の連絡締め切りが水曜日だったのにも関わらず、申し込みフォームに締切日が書いていなかったために人数が集まらずにバスが出ませんでした。実際はサポーターたちは何も知らずに木曜日以降にドンドン申し込みをしたので、人数は足りていたので残念でした。バスは大体往復5ユーロぐらいです。サポーターは自分たちの車で会場に行かなくてはいけないのと、今回は前回の準々決勝とは違いB1だけの応援になりますのでそんなにサポーターは来ないのかな?と思っていましたが、沢山の人達が駆けつけてくれて本当に嬉しくなりました。
Die Haagse B1とは初めて対戦しますが、男子選手の背がみんなとっても高くて体格もガッチリしていて見た目はもう成人なので驚きました。うちのチームの男子たちはどちらかと言うと、スラっとした体格なのでぱっと見は高校生対中学生という感じでした。
前半戦はDie Haagseがパワフルなプレーを見せて5対10で随分差をつけられました。しかし、前回のFortunaとの試合は最後の5分で大逆転をしましたので後半戦はどうなるかと思っていたところ、いつものチームの調子に戻って流れに乗って最終的には19対15で勝ちました!決勝戦に進出です!!相手チームの男子選手たちは点差がついてくるとイライラしてきて、押したりファウルが多くなりました。ボールが転がってラインを越えそうになってどちらのチームの選手が取るのかという状況で押したり、ブロックしたりしてイエローカードも出ました。
さて、決勝ではPKCと対戦するだろうと思い込んでいたのですが、蓋を開けてみるとDVO/Accountor B1が24対15で勝ちました!色々後から聞いてみると、PKC B1は個々の能力は高いのですが、チームとしてあまり上手にプレーが出来なかったようです。色んなクラブのスター選手を引き抜いてきたわけですから、ボールが回ってきたらリバウンドがいなくてもシュートしてしまったり、チームとしてお互いサポートして点数を入れようという協力的なチームにはまだなっていないようです。
B1の監督たちの試合
CKV Nieuwerkerk B1の今年の監督は以前はNieuwerkerkでプレーをしていたけれど、1軍に選ばれなかったのでCKV SDO/Fiable 1に移籍した20代のお兄さん二人です。1軍に選ばれなかったので別のクラブに移籍して、そこで1軍でプレーする選手は結構多いです。
監督たちも選手ですので、自分たちのトレーニングと試合に加えて、B1のトレーニングと試合の監督をしてくれています。試合中に失敗したとしても感情的に叫ぶこともなく、丁寧にアドバイスをしてくれるので選手たちも監督の事が大好きです。一緒にプレイステーションをして遊ぶぐらい仲良しです。
SDO 1もA1と同じようにOvergangsklasse(移行クラス)に属していて、4月9日にあったアウェイでの試合に勝ったので、本日の昇格決定試合に勝てば晴れてHoofdklasse入ることが出来ます。SDO 1も26対21でOVVO 1に勝利してめでたくHoofdklasseに昇級しました!!
A1と監督のチームのHoofdklasseに昇級そしてB1は決勝戦に進出という事でとってもおめでたい日になりました。
KorfbalLeagueの決勝戦 Fortuna対 PKC
チームメートのお母さんが、みんなで4月16日にRotterdam Ahoyで開催されるKorfbalLeagueに行きませんか?と誘ってくれたのでNieuwerkerkの選手やその保護者がKorfbalLeague決勝戦のチケットを一緒に購入しました。去年もみんなで一緒に見に行こうとチケットを買っていたのですが、コロナで無観客開催になったので、久しぶりに観戦することができます。全国大会出ている選手も決勝戦を観戦出来るように、試合の時間は調整してあったようです。
KorfbalLeagueの決勝戦はテレビでも生中継されますので、私はテレビで観戦しました。去年も今年もPKC 対 Fortunaで、去年はPKCが優勝して今年は22対21でFortunaが優勝しました。コーフボールはオランダがダントツ強いので、この決勝戦は世界一を決める試合と言っても過言ではありません。
試合の最中に決勝戦でのベストプレイヤーをサイト上で投票することが出来ます。コーフボールは男女差が全く気にならない試合ですので、ベストプレイヤーも試合によって男性の時もありますし、女性の時もあります。
去年の決勝戦では一番得点を取った PKCのSanne van der Werff サネ・ファンデル ウェルフ選手でした。ファンデル ウェルフ選手は選手の中では一番背が低いのですが、次から次へとシュートを決めて、背が低くても素晴らしい選手になれることを証明してくれました。
本試合のベストプレイヤーはFortunaの Harjan Visscher ハリヤン・フィッシャー選手でした。彼の身長は196cmでリバウンドも取りまくっていました。
コーフボールは詰まらないスポーツだと思う人もいるようですが、男女の力の差を全く感じさせないでチームメートとして力を合わせて、3.5Mの高さがあるコーフにあんなに遠くからシュートを決めたり、ボール回しが速くテクニックも面白いので、KorfbalLeagueの試合がYouTubeにも沢山上がっていますので、是非一度ご覧ください。
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