憧れのイメコンさんの診断、受けてよかった。
私には、日課がある。
美々子さん(@mmk0_0mmk)のツイートを確認することだ。
Twitterのアカウント、持ってないのに。
美々子さんとは、
パーソナルスタイリストとして、
女性を綺麗に見せる診断やアドバイスを行う傍ら
コラムニストとして、
女の子の夢や恋を応援する発信を続ける
インフルエンサーさん。
元々は大阪での診断を中心に活動していらしたのだけれど、Webでのコラム掲載やオンラインイベントの開催など
影響力が広がる一方である。
私は美々子さんの
自分の中のご機嫌な女の子、素直な女の子を
呼び覚ましてくれる文章が大好きで
パワースポット感覚で投稿をチェックしている。
最近拠点を名古屋に移されたらしく、物理的にも遠くから眺める日々だったが…
ある日、吉報が届く!
大阪にカムバックだーーー!
会いに行かなければ!!!!
パーソナルカラー、骨格、顔タイプ…など
充実の診断内容が詰まった3時間半なので
診断料もそれなりにかかる。
学生にはなかなか手が出ない。
でも、推しの1時間を1万円で買えると考えれば…
全然安い。(ドルオタ仕草)
そんなこんなで申し込みを済ませた。
おじいちゃんからお小遣いもらったばかりだし、
今月の美容院をスキップすればいいや。
ここまで読んで気づいた方もいらっしゃるかもしれない。
私は、診断へのモチベーションが全くなかった。
だって私は、自分の診断結果を「知っていた」から。
パーソナルカラーは、ブルベ夏。
だって私、手首の裏側めっちゃピンクだし。
献血ルームで無料の診断を受けた際にも、夏だと言われた。
骨格はウェーブ一択。
私の悩みは、上半身の華奢さと下半身のボリューム感だったから。
服を選ぶ際にも、ウェーブ向けのアドバイスを参考にしてきた。
そもそも美々子さんのTwitterを欠かさずチェックしているくらいなので、
こういった診断には興味がある方だ。
自分の結果に関しては、セルフで結論が出ていた。
美々子さんがどんな方か、生でお会いしてみたかっただけなのだ。
つまり私にとって今回の診断は、握手会だった。
たいへん不純だが、
診断に感動したというエッセイなので、どうか最後まで読み進めて欲しい。
時は進み、診断当日。
私は駅で迷子になり、大遅刻をかましたのだが、それはさておき。
生で拝見する美々子さんは、落ち着いて頼れる感じの女性だった。
実は、美々子さんがどんな方か気になっていた。
ハッピーオーラ溢れる発信に、
ずっと憧れていたから。
私は根暗だけど、いつかこんな風になれるかな?
やっぱりもうちょい明るく振る舞わなきゃだめかなー。
悶々としていたので、私の素でも話しやすい方で安心した。
ちょっとでも共通点が多い方がいいよね。だって近づきたいんだもん。
「自分研究トータルコース」は、4つの診断からなる。
詳細は美々子さんの記事↓をご覧いただくとして、
私は自分の結果と感想を記していこうと思う。
まず、Sci/ARTパーソナルカラー診断。
春夏秋冬に加えて、ビビッドな色が得意か、淡い色が得意かなどの
色調も考慮した分類結果を教えてもらえる。
色とりどりのドレープを私の顔周りに当てながら、
「こちらとこちら、どう印象が変わって見えますかー?」などと
対話をしながら診断を進めてくださったのが印象的だった。
似合う色なんて、感覚で判断するものなので
当の依頼者が置いてけぼりになりやすい。
献血ルームで簡易診断を受けた際にも
「ほら、ゴールドを身につけると肌がくすんで見えますよねー?」
「う…?はい…。」
というやり取りをしたのが思い出深い。
(でも、無料でブルベって教えてもらえて感謝してます!)
私と美々子さんの意見が違った際にも、
「そうですね、左のお色も似合います。
でも、右のドレープの色の強さにお顔が負けていないと思いませんか?」
とゆっくり答えを探してくださった。
そうしているうちに、「色への好き嫌い」と「似合うかどうか」を
切り離して判断できるようになった。
「好き嫌い」って曲者で、「似合う」を見つけにくくしてしまう。
私はくすんだ色や淡い色が好きなので
診断結果とは真逆の、曖昧な色を身につけた自分に好感を抱いていた。
鏡の中に好きな色が多い方が、どうしても印象が良く見えてしまう。
でも、私本体を美しく見せてくれているかというと、また事情が違う。
例えば私はビビッドな紫が好みでないけれど、身につけると
「美人が紫色を着ている」ように見えるのだ。
「鏡の中の色が好きかは置いといて、着ている人(=自分)が綺麗に見える」
この感覚が腹落ちしたのは、大きなブレイクスルーだった。
ひとりよがりから抜け出して、自己プロデュースに踏み出すための第一歩。
専門家かつ第三者であるイメコンさんに診断して頂く意義を、大いに感じた。
私のSci/ARTパーソナルカラーの診断結果は、
「ブライトウィンター」だった。
とにかく鮮やかな色が似合うそうだ。
白目と黒目のコントラストが強かったり、
髪が黒々とした艶のある質感だったりするのが
決め手だったみたい。
この結果に衝撃を受けていたのだが、その理由は次の段落で述べるとしよう。
2つ目の診断は、
Sci/ARTの内面キャラクター分析テスト。
アンケートの結果、私は
控え目で受け入れ力が高い「ソフト」だった。
ここで問題が浮き彫りになる。
内面と外見のスペックに、ギャップしかない。
パーソナルカラー診断の結果が出た時も、
「うわぁ、全部苦手な色…」と思っていた。
私は目立つのがとにかく苦手で。
白と青の服が好きで、
ベージュトーンを隠れ蓑のように纏っていた。
服装以外においても、
人に知覚されることが苦手だった。
噂話とか、絶対されたくない!
「こういう人だよね」と思われることすら苦手。
相手に合わせてスルスル会話できる、
水のような人になりたいと本気で思っていた。
透明で、味がせず、皆にそこそこ好かれる人間。
(今思うと、何だそれ、なのだが。
この文章を書きながら、診断を経て価値観が変わったことを実感している)
目立ちたくない内面と、派手な外見。
そのバランスをどう取ったかは、次のセクションで。
このキャラクターテストのシステム自体には
性格診断と似ているな、という感想を持った。
だから、妥当な結果をファッションの提案に活かしてもらえてると思う。
MBTIとかもそうだけど、
自分の性格を言語化してもらえると
私みたいな人が他にもいるってことかー、
と肩の力が抜ける。
なんか、受け入れてもらえてる感じがするよね。
(ちなみに私のMBTIは、INFJ-Aです。
対戦よろしくお願いします)
3つ目の診断が、顔タイプ診断。
私の診断ではここに、
美々子さんの真骨頂が出ていたと感じる。
診断は、顔写真の分析によって行われる。
パーツの大きさとか、
曲線的か直線的かなどを見てくれているらしい。
程なくして結果が出た。
数値的な結果は、「エレガント」だった。
ははあ。なるほど。
……無理すぎる。
エレガントタイプの芸能人の方も、
ファッションも、すごく素敵なんだけど。
パーソナルカラーである鮮やかな色と組み合わせると、ハードルが高い。
(誰にでも受け入れられたいという
謎ポリシーを持つ、私にとっては)
その時、美々子さんが言った。
「加えて薦めたいのはアクティブキュートです」
「目元がはっきりしていらっしゃいますし」
なるほど。これだったらいけるかも…!
ビビッドカラーと組み合わせても、
人当たりが担保されそうな感じ。
俄然乗り気になってきた。
コーディネート例の写真もたくさん見せて頂け、自分が着るイメージもついた。
私が「すごいな」と思ったのは、まさにここ。
私はそもそも、
一番似合うものを聞きに行ったつもりだった。
だから、
「エレガントな服を着てください」と言われても
大人しく従っていたはず。
でも、美々子さんは私自身も気づいていなかった「人当たりの良さはは譲れない」という需要にも
応えてくださった。
客観的な結果を出すだけなら、
もしかしたら機械にもできるかもしれない。
でも性格を汲んで、
実現可能なファッションまで提案するというのは
人間、中でも想像力のある人しかできないこと。
この方の診断を受けてよかったなぁと、
改めて思いました。
最後の診断は、骨格診断。
ずっとウェーブ体型だと思っていたけれど、どうやらそうとも限らないらしい。下半身に少しストレート要素がある。
ボトムスがシンプルだと腰骨が目立つとか、
何となく気づいていたポイントが明瞭になった。
私の場合、骨格を意識したコーディネートは優先順位が高くないので
詳しい説明は割愛する。
(診断ごとの優先順位も教えてもらえるのだ!
私はカラー>顔タイプ>骨格、だった)
最後に、似合うメイクとカラードレープを身に着け写真撮影。
アクティブキュートっぽいイヤリングも。
鏡を見ると…
あれ、私、レトロ可愛い!?
新しいジャンルの、
そして過去1に可愛い私がいた。
顔をほころばせる私を見て
「そう〜!やっと同じ景色が見えてきた〜😆」と
テンションが上がる美々子さん。
あ、ずっとTwitterで見てた、楽しいお姉さんだ。
3時間半の診断を終えて、わかったこと。
「私のパーツは、全て完璧!」
美々子さんの診断では、全ての特徴を
引き立てるべきチャームポイント
として扱ってもらえた。
「ギョロ目」と言われていたものが
「漫画みたいなキラキラな目なので、
ラメのアイシャドウで輝かせましょう」
と褒めてもらえたり。
反対に切長の目元だったとしても、
「クールな目なのでアイラインで…」
と引き立ててもらえたはず。
全身でそれをされてみ?
自己肯定感が上がるでしかありませんよ。
また、自分で診断結果を選んだという自信もついた。
パーソナルカラー診断でも、どちらの色が似合うかという判断に参加させてもらえたし
顔タイプ診断でも、エレガントとアクティブキュートを薦めてもらった結果、後者寄りのアイテムを買ったりしている。
診断プロセスに参加したことが、
今後も自分に似合うものを見つけていける
という自信に繋がった。
そして、何より印象的だったのは
私が自分の魅力に気づいた瞬間に、
一緒に喜んでくれたこと。
私が綺麗になることって、
この人にとっても大事なんだ。
その時のふわりと嬉しい気持ちが、
新しいメイクに挑戦するとき
試着室に入るとき
残り香のように蘇る。
その温かい感触が、おしゃれに苦手意識のあった私のお守りになっている。
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