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曖昧なことしか言わない上司はダメなのか?

こんにちは。スラット是永です。普段は高円寺の古着屋Slatで商品の仕入れを担当しております。

本日は「仕事の本質は情報の編集と決断だよ」という話を書いてみます。

3つのポイント

❶ 仕事の本質は、情報収集と編集を基にした最善の答えを見つけるプロセスにある。

❷ 曖昧な上司の返答は自己の問題解決能力を高める機会。

❸ 自立した意思決定がプロフェッショナルへの成長を促す。


曖昧な事しか教えてくれない上司…


自分:この業務ってこのやり方で合ってますか?

上司:どうだろ…いいんじゃないかな?

自分:はい…(なんて曖昧な)


上司に指示を仰いで、曖昧な返事しか返してもらえずにヤキモキした思いはないだろうか。

場合によるが、
これは曖昧な返事しかしない上司がダメなのではなくて、自分の"仕事に対する理解" がずれている可能性がある。

学校の勉強、会社の仕事は何が違うか?

それは明確な答えが用意されているか、されていないかである。

仕事において100%の正解は存在しない。いや、本来世界における全ての物事とそれを取り巻く環境は常に変化している。


万物は流転する
・・・ ヘラクレイトス 紀元前540年頃 - 480年頃?

諸行無常
・・・ ブッダ 紀元前800 〜 500 年頃?

仕事も例外ではない。
仕事を取り巻く環境は常に変化している。そして決断に必要な情報や決断軸も全て変化の中にある。

つまり決断に絶対はないのだ。

絶対的な正解が無い中で、成功確率が高い答えを、自ら考えて"決め打ち"すること。

これが社会、仕事における決断の本質だ。

情報の収集と編集

それはつまり、情報の収集と編集によるものである。

正解に近づけるため、周囲にある必要な情報を収集して、そこから推測できる最も正解に近いと思われる答えを出すのだ。

上司に指示を仰ぐ際にも、これを念頭におく。
決断の答えをそのまま上司が持っているとは限らない。だから、自分の決断に必要な情報や、上司がどのような推測をしているのかを参考のために聞く。


的を得ていない質問 例

だから、「これって正解ですか?」という質問はある意味的外れなのだ。
(もちろん、極めて限られた初歩的な確認を除く)


・この業務の目的は○○ですよね?

・これは○○さんから引き継いだ業務ですよね?

など、必要な情報を聞くことがベターだ。

また、○○ってなんですか?という漠然とした質問も的を得ていない。


・私の意見では○○なのですが、■■(上司)さんとしては●●という意見という事でしょうか?

・このプロジェクトの目的は○○と捉えていますが、ずれている部分などあるでしょうか?

など。

こういった前提を理解しておらず、上司の決断=正解、正解を実行するのが仕事…という姿勢では、

社会人としては半人前だと言えるのでは無いか。

正解が簡単には見つからないからこそ、経験の蓄積や思考力が重要となってくるのだ。


まとめ

 仕事における決断は、明確な正解が存在しない。
それは情報収集と編集を通じて最善の答えを導くプロセスと言える。

上司からの曖昧な返事は、問題解決能力を養う機会と捉え、具体的な情報を求める質問を通じて、自立した意思決定を促進すべきである。

プロフェッショナルとして成長するためには、上司の決断に依存するのではなく、自らの判断で行動する姿勢が重要である。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 
 
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