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【現像 #22】 焦点距離50mmを広角的・望遠的につかう

はじめに

人間の視野に近い画角を持つレンズを「標準レンズ」と呼び、それより画角が広いと広角レンズ、狭いと望遠レンズのような(大雑把な)区分けがありますね。
そしてフルサイズ機では焦点距離50mmのレンズが「標準レンズ」にあたりますが、広角レンズ的にも望遠レンズ的にも使えるというのは有名な話ですね。
今回はそれを実践してみたことについてお話したいと思います。



感銘を受けた写真

冒頭にも述べましたが、50mm単焦点レンズ(以降「50単」)が広角レンズ的にも望遠レンズ的にも使えるというのは知ってはいましたが、実際に自分で試したことはありませんでした。

で、ちょうど二年くらい前にフリーランスカメラマン菱田さんの下記の写真を見たときに「ホントだ、すげぇーーー!」と感銘を受けました。



実践までの経緯

その約半年後、50単f/1.2の教祖である菱田さんを勝手に崇め、50単f/1.2を買ってしまったのでした。汗

一通りf/1.2のボケや切れ味を堪能しながら、半年ほど過ぎた2023年春にいよいよ広角的・望遠的を試そうと思い、どのように撮ればいいのかを「とある」Chatに問いかけて実践したところ、その解答(撮影手法)とは真逆であると、菱田さんより以下のようにアドバイスを頂けてしまいました。

広角的:パースを意識したフレーミングで遠くから撮る。
望遠的:被写体にグッと寄って、歪みに気を付けつつ、背景としっかり分離できるように撮る。



実践

というわけで、「まずはやってみる」精神で実践してみました。

広角的

パースを意識して遠くから。。。

作例1
作例2


望遠的

被写体に寄って背景分離。。。

作例3


添削

とまぁ上記のように実践したところ、思いがけずまたまた添削やアドバイスを頂けました。

「1枚目はもう少し、一歩か二歩右から狙うだけでさらにワイド感出るとおもいます!」

菱田さんからの添削画像

「2枚目は構図で景色の上半身を入れると奥行き感が出ます!」
「3枚目ももう少し低めからあおって撮ると空か青空かなにがしが見えて望遠感が増すと思います!」


というわけで、数日後同じ場所でアドバイスを実践してみました。

広角的 (Before/After)

作例1 (Before)
作例1 (After)
確かにパースを感じるラインがあった方がいいですね。


作例2 (Before)
作例2 (After)
確かに窮屈感がなくなって、奥行き広々~。


望遠的 (Before/After)

作例3 (Before)
作例3 (After)
確かに抜けてる方が方がよさそうですね。
この場合背景となる物にも距離がとれて、より背景分離出来たような。



おわりに

いかがだったでしょうか。
ちなみに見出し画像は「望遠レンズ的」の2枚目として、他の3枚と同時にSNSに上げてた写真です。グッと寄ったし空もあるし、こちらはとりあえず合格点だったのかな。笑

いや~、50単は奥が深い。
どんどん徳を積んでいかねば。笑

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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