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自分に自信がなくても、「好き」だと言ってくれる人はいるもんだ。

僕はゲイの出会い系アプリをきっかけに、今の恋人と付き合っている。

そのアプリ内にあるマッチング機能で、お互いの写真を見て「いいね!」を押したことが始まりだった。


僕は自分の顔に自信がなかったから、雰囲気でなんとなく伝えられたらと加工した顔写真をアップロードしていた。(万が一、顔バレしないためにも)

彼と少し話して仲良くなってからだっただろうか。彼に「僕の写真見て”いいね”を押した理由とかってあった?」と聞いてみたことがあった。


すると、「タイプだったから」と返ってきた。


自分では自分のことはよくわからない。自分のことをカッコいいとは思わないし、別に男らしいわけでもない。女性から異性として見られたこともないぐらいだ。

だから自分にまったく自信が持てなかったし、恋愛とは無縁な人生を送るものだとも思ってた。おかげさまで生まれてから33年間、恋愛したことがなかった。

まさか僕の顔を見て「タイプ」だと言ってくれる人がいるなんて、ビックリだった。同性の人だけど。


彼と付き合ってからというもの、彼は僕のことを毎日のように「好きだよ」と言ってくれる。

だけど僕は未だに不思議でしょうがないから、「ねえ、僕のどこが好きなの?」といたずらにまた聞いてみた。


「優しいところ」
「素直なところ」


「顔」

「かわいい」

「全部」


・・・。


つまるところ、やっぱり自分では自分のことはよくわからない。


けれど、自分が自分のことをどう思おうと、別にそんなことはどうでもいいのかもしれない。


恋愛に限らず、自分に自信がなくてもまっすぐに仕事と向き合おうとしていれば、必ず見てくれている人がいる。

一生懸命に生きていれば、必ず手を差し伸べてくれる人がいるものだ。


僕は画面上で彼と出会い、彼のことを好きになったから、「もっと彼のことを知りたい」と思ってアプローチをした。

もちろんそのときはまだ「LOVE」ではなく「LIKE」の意味の”好き”だったが、僕のセクシュアリティを唯一受け入れてくれて、僕の話を否定せずに聞いてくれた優しい人だったから、「電話してみたい」「会ってみたい」など仕事中にも関わらず彼の返信を待っては都度返信をした。本当に、自分でも引くぐらい猛アタックしてたと思う。(彼もよく毎回返信してくれてたなと思う)


最初は「誰とも付き合うことを考えてない」と言われたし、友達すらもやめようとしたこともあった。


だけど、恋人になれなくても友達でもいいから繋がっていたくて、彼にもう一度メッセージを送ってみた。

もしあのとき彼にメッセージを送っていなかったら、たぶん、もうまったくの他人になっていたと思う。


本当に、これは多分なんだけど、何度も何度もアピールしたからこそ、彼も心を打たれて僕と付き合うことを前向きに考えてくれるようになったのだと思う。


自分に自信がなくても、真っ直ぐに生きていればその姿に胸を打たれる人がいるかもしれない。


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▼彼との出会いを物語にして綴っています。(よかったら読んでね)

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