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#短編小説
出来るだけ早く来てね
「1971番、そろそろ時間だ」
私は椅子から立ち上がった
「1971番、何か言いたいことはあるか?」
首を横に振り前を向く
本当は言いたいことは山ほどある
「では行くぞ…」
*
「出来るだけ早く来てね、宇宙船に乗るまでは毎日連絡して!」
「もちろんだよ、できるだけ早く今の仕事に目処をつけるから」
「うん!」
私より20歳以上若いのだから当たり前だが、目が細くなった笑顔は何処となく幼
「1971番、そろそろ時間だ」
私は椅子から立ち上がった
「1971番、何か言いたいことはあるか?」
首を横に振り前を向く
本当は言いたいことは山ほどある
「では行くぞ…」
*
「出来るだけ早く来てね、宇宙船に乗るまでは毎日連絡して!」
「もちろんだよ、できるだけ早く今の仕事に目処をつけるから」
「うん!」
私より20歳以上若いのだから当たり前だが、目が細くなった笑顔は何処となく幼