暗黒時代から脱却して楽しく働けるようになった転機 「自分らしく働く」を考えてみる連載2
どーもこんにちは。エンコミュニティラボのはるおです。
4月からファンドレイザーとしてジョインしているNPO法人ダイバーシティ工房さん。
人事メンバーと話している時に出てきた「自分らしく働く」というキーワードが気になって、「自分らしく働く」ってどんなことかを探す旅に出ました。
新卒で入った会社では、ドクロのアロハシャツを着ながら喫煙室でたむろし、通勤電車で「周りの人全員◯んだらいいのに」と世の中を呪ってたのに、46歳の今はフリーランスとして毎日超楽しく働いています。
一体我が身に何が起こったのか、紐解いてみました!
昔の自分がうんこ過ぎて恥ずかしいけど、恥を忍んで公開します!
1.嫌で辛くてしんどかった2年半(暗黒時代)
どんな感じで働いていたか、前回記事の引用から振り返ってみましょう。
うんこですね。
ほんとうにすみませんでした。
まぁ、日本の婚姻法が嫌いなのに結婚情報誌で働くのはやっぱり無理がありました。
企画はやってみたいことだったし、合ってたと思いますが、将来のキャリアプランも全く無く、大きな組織で色々と勉強させてもらい、3年経ったら転職しようとしか思っていませんでした。
そんな中、無理やりポジティブになろうと頑張ってたけど、無理でした。総ステンレスの高さ5メートルの壁に閉じ込められている感じです。
ま、自分で入ったんですが。
就職して一年目に胃痛で胃カメラを飲みました。お医者さんに「綺麗な胃です」と言われ、絶望を感じました。
だってポリープとかあればそのせいにできるのに、単なるストレスって言われても、どうしたら良いのかわからない。
今から思うと、こういうスパイラルに知らず知らずのうちにハマっていたんだなぁと思います。
2.フリーターという選択肢が生まれた時代
話は変わりますが、私が高校を卒業したのは1990年後半。
ちょうどそのころは、「やりたいことを追いかけるフリーターという生き方」が選択肢として生まれた時代でした。
高校生の私が将来のイメージとして持つのは、青臭く夢を追いかけるか、現実を見据えて就職するか。そんな二者択一のイメージでした。
ちなみに、現在の学生さんは、「自分が本当にやりたいことを見つけないといけない」という強迫観念に駆られている感がありますね。彼らを見ると時代がすすんだなー、でもそれはそれでしんどそうだなーと思います。
そんな時代の中、私は高校卒業後、「社会心理学」が勉強したくてアメリカに留学しました。留学先で何でか「ヘリコプターのパイロット」になりたくなってしまい、計画変更をして日本に帰ってきたら、目指していた「航空大学校」のヘリコプター科がバブルがはじけて不況で閉鎖されるという悲劇に見舞われました。
その後大学に進学して大学院で研究にハマり、博士に進もうかも考えたのですが、「自分が読みたい本しか読めない」自分の特性に気づき、諦めて就職を選びました。
※研究職ともなると、関心のない本も読めないと論文書けないんですよね。
なので、就職の時、私は「特にやりたいことがない」状態でした。
「シゴトって、やりたいことじゃなくてもやれるもの。だってシゴトだもの」
と当時思っていた私は、企画職というキラキラに惹かれ軽い気持ちで応募した、とある情報誌に採用されたのでした。
3.きっかけとなった起業&退職
3年努めようと思っていた会社ですが、限界がきていたのと、社内起業コンペで意気投合した友人とNPOを立ち上げようということで、2年半で退職することにしました。
私の中に再び「どうしてもやりたいこと」がうまれました。それまで死んだ目をして仕事してたと思いますが、やりたいことを実現するために友達とディスカッションしたり、夢について語る私の目ん玉はさぞやキラキラしていたと思います。
満を持して退職。
とはいえ、いきなり自前のNPOで喰っていけないので、アルバイトや派遣で働くことにしました。
そこで驚きの転機です。
仕事が・・・仕事が、楽しい!!!!!
クララが立った!くらいの衝撃でした。
前職で働く前から、アルバイトも嫌で嫌で仕方がなく、働くことは魂を売ることぐらいに思っていたのに、仕事が楽しくなったんです!
具体的には、自分のスキルを活かして人に喜んでもらえるのが楽しくなりました。
もっと貢献したい、もっと効率化してみんながシゴトをしやすい環境を作りたい、もっと楽しく働きたい。そんなポジティブな循環が生まれてきました。
この瞬間から現在まで、働くのが嫌だなぁとか、会社いきたくねーなーとか、電車に乗りながら周りの人全員◯ねとか思ったことはありません。
※二日酔いとか、上司にめちゃ怒られた次の日とかは別
でも、おかしいなと思いませんか?
スキルなんて辞める前と後で変わってないし、私のキャラも一緒です。昔からお調子者。
大きく変わったのは、在り方でした。
やりたいことができて、それをやっていることで、めちゃごきげんになったんです。
ポジティブスパイラルのスタート時点は「ごきげん」だったんです。
4.これが自己理解ってやつか・・・。無理してたな私
このように、やりたいことがやれてごきげんになった私は、人に喜んでもらうために働けるようになり、仕事が楽しくなりました。
そもそも、前職では誰のために働くかなんて考えたことがありませんでした。自分のためでしかなかったんだと思います。
また、起業したのも大きくマインドに影響しました。
新しくやってくるチャンスや失敗をいちいち人のせいにしている暇もないし、「全部ジブン次第」と思うようになりました。被害者意識も消えたし、自分発信でものごとを変えていく、というマインドセットができました。
要は、「やりたい事をやってたら機嫌がよくなる自分を身をもって知った」ということでした。やりたいことがなかったり、やりたくないことを「シゴト」と割り切ってやることは、私には無理ゲーだったんだなぁと改めて気づきました。
私をよく知る人からしたら「当たり前やん」というような事でしょうが、体験してみないと分からなかったんですね。社会人ってそんなもんだと思ってたし、周りもやってるんだから自分もできると思ったんです。
シゴトだから仕方ないとか、こんなもんだとか言って、自分に嘘ついたり誤魔化したりしてたんですね。胃カメラはそんな自分からのサインだったんだと思います。
さて、こうやってまた自己理解を深めた私は、また次の「自分らしく働く」のステップを上がっていくことになります。続きは来週!
長いのに最後まで読んでくださってありがとうございました。
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