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お願いの仕方について考えてみる(後編)

はじめに

こちらは後半になりますので、まずは前半を読むことをお勧めします。

前回は、相手のエニアグラムのタイプを推察しました。今回は、相手のタイプを認識した上で、より良い伝え方がなかったのか考えたいと思います。

先に結論を言うと正解はないと思っています。
こうしたら良いという意見があると、教えていただけると助かります。

全文公開にしていますが、気に入ったらカンパしていただけると嬉しいです。

その前に余談

ちなみに、相手はタイプ6ウィング5だなぁと思いました。
というのも、『新版エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ』のP246『サブタイプとしてのウィングー5のウィングを持つタイプ6・守る人』の『通常』には、思わず「おふ・・・」と唸ってしまった一文を発見したためです。

彼らは、もうひとつのサブタイプよりも自立していて真面目です。
・・・
5のウィングをもつタイプ6は刺激に反応しやすく、強く主張します。安全を脅かすとおぼしきものを責めたり、スケープゴートにしがちです。

新版エニアグラム【基礎編】自分を知る9つのタイプ P246 より

まさに同じような状況だったなぁ。。。
というわけで、その本を紹介しておきます。

因果関係を明らかにする

話を戻します。
TOCfEのブランチを使って因果関係を明らかにして、対策箇所を特定していきます。
箱の色の違いは、黄色が最初に出した事象、青が自分の推測、緑が推測される相手の考え、と区別しています。

『私が考えていた通りの仕事を終わらせていなかった』問題

『私が考えていた通りの仕事を終わらせていなかった』問題のブランチ

『不適切な実装をしていたことが判明した』問題

『不適切な実装をしていたことが判明した』問題のブランチ

ストレス方向に向かった理由

彼がストレス方向(6→3)に向かった理由には、少なくとも2 つあったのではないかと考えます。

  • 彼の作業時間を別のことに取られること
    つまり、彼の時間感覚を考慮して話す必要があったのでは?

  • 彼が問題ないと思っていたことで、なぜか注意されていること
    結果的に彼の作業については問題はない、とした上で、なぜNGだと考えているのか説明し、話し合う必要があったのでは?

エニアグラムのお知恵を拝借したことで、私にとってしっくりしたブランチを作ることができたのですが、大変なことに気づいてしまいました。
自分の時間感覚は、気づいたら時間が溶けている感覚なので、タイプ6 の時間感覚とは全く異なるということです。
時間感覚を考慮しながら丁寧に説明するなんて、まるで、いつ牙を剥くか分からない生物に慎重に相手しているみたいで、無理ゲーな気がします笑。

ならば、クラウドだ

というわけで、クラウドで解決策を出してみました。
行動Dは『私は彼を個別に注意する』ですが、対立する行動D'は『私は全体に問題を共有する』にしています。
共通の目標『コードの品質をよくする』を達成するためだったら、彼個別に注意する必要はないんだなぁ、と気づいてしまいました笑。

『注意する・しない』クラウド

まとめ

今回、より良いお願いの仕方を検討してみました。
やはり、相手をストレスにさせないようにお願いをするのは難しいということですね。お願いをしなくてもよい方法があるなら、それでいいんじゃないかと思います(結論も自分のタイプの特徴が出てますね笑

また、今回はエニアグラムのお知恵を拝借して、相手を理解することから始まり、TOCfEで今後どのよう対応していくかを考えてみました。
相手を理解することは、因果関係の推測に役立つと思います。
これからも色々試してみたいと思います。

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